7月9日(現地時間)、Microsoftは同社研究所であるMicrosoft Researchが開発したネットワーク速度測定ツール「Network Speed Test」を公開したことを、自社ブログの一つ「Next at Microsoft」で発表した。

「Network Speed Test」はMicrosoft ResearchのMobility and Networking Research Groupに所属するSharad Agarwal(シャルマー・アガーワル)氏が開発したアプリケーション。Microsoft Researchの公式ページで概要が説明されている。また、Windows Phone 8版はWindows Phone App+Gamesから、Windows 8版はWindowsストアからダウンロード可能。

最初にネットワークの遅延状態を計測し、続いてダウンロードスピードおよびアップロードスピードを計測。その結果を円グラフで示すというシンプルなアプリケーションだ。公式ページの説明によると、初回起動時にGPS情報利用の有無を選択し、約14秒間で一連の計測を終えると説明されている。実際にWindowsストアアプリ版を試したところ、説明どおりの測定が行われ、IEEE 802.11gのアクセスポイントに対するダウンロードスピードは公称速度に近い30Mbpsを記録した。

Windowsストアアプリ版「Network Speed Test」。実行結果の履歴は画面右側の「History」に蓄積される

Windows Phone 8は日本国内未発売のため、利用するシチュエーションはあまり多くないが、モバイルWi-Fiルーターで接続している環境では実測値を測定する便利な道具として活躍しそうだ。