液晶はIPSパネルであるため、少々斜めから見ても美しい発色が得られる。「dynabook KIRA V832/28HS」と同様に、「画面設定ユーティリティ」を利用して、GUIや文字のレンダリングサイズを大きくすることも可能だ。11.6型液晶でフルHDの等倍表示だと、(老眼をぼちぼち意識しはじめた)筆者は目が辛いため、なるべく大きめで使いたい。

11.6型のフルHD IPSパネルを採用。画面中央下のレバーをロックすれば、意図しない脱落を防止できる

IPSパネルのため、斜めから見ても色が破綻しない。タブレット部の厚みは12.4mm

さて、今回紹介する「V713/28J」はタッチ操作に加え、電磁誘導式デジタイザーを使った高精度の「ペン操作」や「手書き入力」も可能だ。東芝はディスプレイとペンの摩擦を調整することで、紙のような書き味を実現。微妙なザラつきをもった操作感は快適そのものだ。

また、ペン先と表示のズレ(視差)を低減し、デジタイザーのスキャンレートを独自に高速化させることで、ペンを確実に追従するよう調整している。ペンを持った手がディスプレイに触れても誤動作しないため、自然な体勢で扱える点も素晴らしい。

電磁誘導式のペンは2本用意されている。本体に収容可能なリザーブペン(小)と、持ち心地のよい大きさや重さにこだわったデジタイザーペン(大)

ペンを利用している間は、手や指の操作はキャンセルされる。このように手を液晶にベッタリと付けて書いても、ペンだけの軌跡を拾ってくれる

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