ベンキュージャパンは21日、4,000ルーメン以上の輝度を備えた高輝度プロジェクター「SH940」「MX766」「MW767」の3モデルを発表した。全モデル4月上旬より発売し、価格はオープン。

SH940

「SH940」

「SH940」は、1,920×1,080ドット(フルHD)に対応したハイエンドプロジェクター。店頭予想価格は348,000円前後。レンズシフト機能を搭載し、レンズ横のジョイスティックコントローラーを操作することで、本体を動かさずに画面の位置を上下125%、左右40%へ動かすことができる。手動での縦横30度の台形補正も可能。セクターレンズの採用でスクリーンの真正面に本体を設置できる。

SiliconOptix社の高画質技術「HQV(Hollywood Quality Video)」により、さまざまな映像ソースをくっきりと滑らかに映し出す。そのほか、赤と青の輝度を15%上げて鮮やかで美しい画像を投写。中間色の輝度を向上する「BrilliantColor」や、独自のカラーマッチングテクノロジー「6色カラーホイール」といった機能で、画質の向上が図られている。

主な仕様は、投写方式がDLP、ズームが1.5倍、光源が300Wで光源寿命は標準で最大約2,000時間、エコノミーで最大3,000時間、コントラスト比が50,000:1。画面サイズは28~300型で、投写距離が40インチで1.45~2.18m、60インチで2.16から3.24m、80インチで2.87~4.31m、100インチで3.61~5.42mとなっている。アスペクト比は16:9で、対応解像度は640×480(VGA)~1,920×1,080ドット(フルHD)。

映像入力インタフェースはHDMI×2、D-sub×1、5BNC×1、コンポジットビデオ×1、映像出力インタフェースはD-sub×1。10Wのモノラルスピーカーを搭載し、リモコンが付属。消費電力は最大442W(待機時0.5W)。投写位置はフロント/リア/テーブル/天吊り。本体サイズはW428×D318×H169mm、重量は約7.2kg。

MX766 / MX767

「MX766」

「MW767」

「MX766」は、画素数が1,024×768ドット(XGA)のモデル。店頭予想価格は価格は118,000円前後。輝度は4,000ルーメンでコントラスト比も13,000:1と高く、大会議室や蛍光灯を付けている部屋の中でも明るくメリハリのある画像を投写可能としている。「BrilliantColor」や「6色カラーホイール」などで画質の向上も図った。

本体にUSBポートを2基搭載し、USBメモリなどに保存した画像をスライドショー形式で表示する機能を搭載。PCを使うことなくプレゼンが行える。対応画像形式はJPG / GIF / BMP / TIFF / PNGなど。LANディスプレイ機能では、LAN上に接続された最大8台までのPCの映像を4画面まで投写できる。電源供給されると自動的に起動する「ダイレクトパワーオン」機能なども搭載。

主な仕様は、投写方式がDLP、ズームは1.5倍、光源が310Wで光源寿命は標準で最大約2,500時間、エコノミーで最大3,000時間、スマートエコで最大3,500時間。画面サイズは40~300型、投写距離が40インチで1.5~2.25m、60インチで2.24から3.36m、80インチで3~4.51m、100インチで3.73~5.56mとなっている。アスペクト比は4:3で、対応解像度は640×480(VGA)~1,600×1,200ドット(UXGA)。

映像入力インタフェースはHDMI×1、D-sub×2、Sビデオ×1、コンポジットビデオ×1、映像出力インタフェースはD-sub×1。20Wのモノラルスピーカーを搭載し、リモコンが付属。消費電力は最大340W(待機時0.5W)。投写位置はフロント/リア/テーブル/天吊り。本体サイズはW329×D256.2×H137.2mm、重量は約3.9kg。

また、「MW767」は画素数が1,280×800ドット(WXGA)のモデル。店頭予想価格は128,000円前後。仕様や機能は「MX766」とほぼ同等。相違点は、輝度が4,200ルーメン、画面サイズは47~300型。投写距離が60インチで1.85から2.78m、80インチで2.49~3.74m、100インチで3.12~4.68m、アスペクト比は16:10であることなど。