注目のハイエンド静音ケース

Cooler Masterの静音PCケース「Silencio」シリーズに、新モデル「Silencio 650」が登場。ATXフォームファクタに対応するミドルタワーモデルで、静音性とともに、拡張性や冷却性も両立させたのが特徴だ。価格は18,000円前後。

HDDケージを外せば、最長434mmのグラフィックスカードが利用できる

リア側。ホースの穴が2つ用意されており、水冷にも対応する

両サイドとトップのパネルには、吸音シートを採用。前面ドアには、遮音性の高いアルミニウム合金製のドアを備えており、PC内部の音が外に漏れ出すことを防いでいる。このようにすると、一方でエアフローは悪くなってしまうが、上面の後部にはスライド式の排気口も用意。状況に応じて開閉して、冷却性能を高めることができる。

上と左右の3面で吸音シートを採用。外部への音漏れを防ぐ

トップパネルの排気口。この内部にファンを増設することも可能

ケースファンは、標準で12cmファンを3個(フロント×2、リア×1)搭載するが、オプションでさらに3個を追加可能。上面にはファンの回転数を切り替えられるスイッチもあって、静音重視の700rpmか、パフォーマンス重視の1,200rpmかを選ぶことができる。

上面のスイッチで、ファン回転数や起動ドライブを切り替えられる

静音ケースながら、5インチベイ×3、3.5インチベイ×7(内2つは2.5インチベイと兼用)と拡張性は十分。5インチベイの内の1つはX-dockになっており、3.5/2.5インチのHDD/SSDをスロットインで利用できる。また、起動ドライブ切り替え機能も用意されており、デュアルブートのマシンを構築するのに便利だ。

起動ドライブは、3.5インチベイの奥にある基板で切り替えている模様

この基板の裏側はこうなっている。黄色い部品はリレーだろうか

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