実際にYouTubeとニコニコ動画で、HD画質の動画と“弾幕”が多い動画を見てみたのだが、ともにコマ落ちやカクカクすることはなく、スムーズに再生された。このあたりのストレスに関しては、まったく心配することはなさそうだ。

さらに、動画のエンコードも行なった。旅先で撮った動画や写真を、BGM付きで10分程度の動画に編集し、MP4ビデオで保存した。この100MBのファイルを、ニコニコ動画用の動画エンコーダー『つんでれんこ』でエンコードした際に、かかった時間は3分ほど。

筆者が日頃使う、3年前ほど前のデスクトップ型PCだと10分はかかるので、性能の高さを実感できた。また、動画エンコードソフト「MediaShowEspresso」にて、同じファイルをYouTubeへの投稿に最適化するのにかかった時間は1分に満たず、MPEG2への変換も約1分半とこちらもそれほど時間がかからずにエンコードできた。

一方で、ゲームプレイ時の快適さだが、こちらは「モンスターハンター フロンティア オンライン オフィシャルベンチマークソフト『MHFベンチマーク【大討伐】』」でテスト。

ベンチマーク中の画面を見たところ、ハイスペックなゲーミングPCのようになめらかに動くとまではいかないが、画面のカクつきが気になることはなく、十分に楽しむことができるだろう。気になるスコアの結果は2651。ゲーミング向けノートは別にして、ゲームに最適化されていないノートPCであることを考えると、高い水準にあるといえるだろう。

最大までディスプレイを開いたところ

光学ドライブを搭載オプションによって、DVDスーパーマルチドライブかブルーレイドライブから選択できる

本製品の大きな進化点として挙げられるのが、ディスクリートGPUの搭載だ。テストとして、GPUの割り当てを「ハイパフォーマンス」から「割り当てなし」に変更したところ、「MHFベンチマーク 大討伐」のスコアは1,623と、GPUの割り当てありの状態と比べて大きく数値が下がった。映像のスムーズさも損なわれており、高性能のGPUが、快適なゲーム環境作りの後押しをしっかりしていることを身をもって体験した。

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