パナソニックは25日、「Let'snote」シリーズ法人向け春モデルとして、「SX1」「NX1」「J10」の各シリーズに新製品を発表した。従来どおり軽量・長時間・頑丈・高性能という特徴はそのままに、「SX1」「NX1」では薄型化によってスリムさを求めるユーザーにも対応できるようになった。「J10」は新CPUの搭載によるアップデートで、現行製品の「B10」「S10」「N10」は継続販売となる。

「Let'snote」シリーズの法人向けモデルは、無償保証、国内生産の高品質、充実したカスタマイズ・サポートのメニューといった点をセールスポイントとしている。また今回の新提案として、スマートフォン連携機能を搭載した。

SX1シリーズ

Let'snote SX1シリーズ 法人向けモデル

「SX1」シリーズには、CPUにi5-2540M vPro(2.60GHz)を搭載した3モデルとi5-2520M vPro(2.50GHz)を搭載した1モデルが用意される。4年間の無償保証延長対象となっている。

i5-2540M搭載の3モデルは、ワイヤレスWANの有無、ストレージで128GB SSD/256GB HDDのいずれを搭載するかが異なる。その他の仕様は、メモリが4GB(最大8GB)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが12.1型液晶(1,600×900ドット)、OSがWindows 7 Professional SP1 32bit版など。標準で大容量バッテリを搭載するため、バッテリ駆動時間は約15時間~17時間で、重量は1.34kg~1.4kg。非接触ICカードリーダー、スマートカードリーダー、指紋センサー、バッテリの3年保証サービスなども案件として対応可能という。

i5-2520M vPro搭載モデルでは、ディスプレイが11.6型ワイド液晶(1,366×768ドット)となる。また軽量バッテリが標準となるため、バッテリ駆動時間が約8時間、重量は約1.23kgとなる。

NX1シリーズ

Let'snote SX1シリーズ 法人向けモデル

指紋センサー内蔵モデル

光学ドライブ非搭載の「NX1」シリーズには、CPUがIntel Core i3-2350M(2.30GHz)/i5-2520M vPro(2.50GHz)/i5-2540M vPro(2.60GHz)の3グレード。Core i5-2540M vPro搭載モデルにはHDDモデルとSSDモデルが用意され、HDDモデルは指紋センサー内蔵の有無による2モデルを設定。またSSDモデルにはワイヤレスWANも内蔵する。Core i3-2350M/i5-2520M vPro搭載モデルはそれぞれ1モデルのみ。バッテリはCore i5-2540M vPro搭載モデルが大容量バッテリ、Core i3-2350M/i5-2520M vPro搭載モデルが軽量バッテリとなる。

ディスプレイは、Core i3-2350M搭載モデルが11.6型(1,366×768ドット)、Core i5-2520M vPro/Core i5-2540M vPro搭載モデルが12.1型(1,600×900ドット)となる。「SX1」と同様に、案件として非接触ICカードリーダー、スマートカードリーダー、バッテリの3年保証サービスが対応可能。

J10シリーズ

「J10」シリーズは、CPUのCore i3-2350M(2.30GHz)へのアップグレードが変更点。その他の仕様は、メモリが4GB(最大8GB)、ストレージが250GB SATA HDD、光学ドライブがなし、ディスプレイが10.1型液晶(1,366×768ドット)、OSがWindows 7 Professional SP1 32bit版など。3年間の無償保証延長対象となっており、Bluetooth、Expressカードスロット、指紋センサー、バッテリー3年保証サービスが案件対応可能。

関連記事
【レポート】第4世代は「薄型」&「スマホ連携」- 「Let'snote」春モデル発表会(2011年1月25日)
パナソニック、25.4mmまでスリム化した「Let'snote SX1」「NX1」(2012年1月25日)
パナソニック、「Let'snote」直販向け春モデルにも「SX1」「NX1」が登場(2012年1月25日)
パナソニック、「Let'snote B10」「J10」を刷新 - 4コア「B10」登場(2012年1月25日)
パナソニック、Web限定で「Let'snote S10」日本在住外国人向けモデル(2011年11月17日)