HDD用の装備が充実したATXケース

SilverStoneの「TJ04-E」は、コンパクトながらHDDの拡張性が高いミドルタワーケース。合計で最大15台というシャドウベイを搭載しており、そのほか、HDD用ヒートシンクや、4分岐のSATA電源ケーブル×2本も標準で付属する。価格は、サイドパネルの窓ありモデルが15,000円前後、窓なしモデルが14,000円前後。

SilverStoneの「TJ04-E」。フロントパネルは5mm厚のアルミ製で高級感がある

ケースは表も裏も全てブラック仕様。ケーブルの裏配線にも対応する

取り外しが可能なHDDケージには、8台の3.5インチHDDを搭載可能。ここにはヒートシンクが設置できるようになっており、側面のケースファンによって効果的に冷却することができる。底面には、2.5インチ用のシャドウベイも用意されており、ここには6台のHDD/SSDを搭載可能。このほか、固定式の3.5/2.5インチ用のシャドウベイも1つあり、交換することが少ないシステムドライブの設置に適している。

右が3.5インチ×8台用のHDDケージで、下が2.5インチ×6台用のシャドウベイ

HDD用のヒートシンクも用意。HDDを冷やしすぎないようにする効果もあるとか

4分岐のSATA電源ケーブルが2本付属。HDDを8台搭載しても電源をスッキリできる

トップにはUSB3.0×2ポートを用意。マザーボードにはピンヘッダで接続する

1TBプラッタHDDがWDからも登場

Western Digitalから、1TBプラッタを採用した3.5インチHDDが登場した。発売されたのは、「WD10EZRX」(容量1TB)、「WD7500AZRX」(同750GB)、「WD5000AZDX」(同500GB)の3モデルで、クレバリー1号店での価格はそれぞれ9,480円、8,480円、7,980円。HDDは依然として高止まりの状態が続いているが、これら新モデルの価格は従来モデルとほぼ同じ。

1TBプラッタを採用した3.5インチHDD。重量は450gと、従来モデルより軽い

1TBプラッタのHDDは、すでにHGSTなどから発売となっているが、Western Digitalとしてはこれが初めて。インタフェースがSATA3.0、回転数が可変(IntelliPower)という点は従来モデル「WD10EARX」と同じだが、データ転送速度は最大110MB/sから同150MB/sに向上し、消費電力(リード/ライト時)は5.3Wから3.7Wに削減されているようだ。