"DIY"と聞いてイメージするのはやはりこっち系だろう。

なんと自作の100m潜水ロボット

まずは日本工業大学のTeam:自由時間美大の坂を制した彼らが次にロマンを求めたのは海。八王子には海がないので、残念ながらプールでの実演となったが、水深100m程度まで耐えられるという潜水ロボット「アトランティス」を持ち込んでいた。

配水管にしか見えないが、これが潜水ロボットらしい

このように水中翼が付いて、水中でも自由に移動可能

特注だというポリカーボネートのフタ。水圧に耐えるため3cm強の厚さがある

前面にはカメラ。このために、透明なポリカーボネートのフタを使っている

しかし、製作が前日までに終わらなかったらしく、筆者が開場後すぐに訪れたところ、潜水ロボットはまだバラバラの絶望的な状況。結局この日は動くところを見ることができなかったのだが、彼らのWebサイトを見ると、後日ちゃんと動いたらしい。

夕方になってもまだ作業中。しかしこの時期のプールの色も絶望的だ

あのピープルをLPG化

PEAKS MOPED'Sは、市販のカセットボンベで動くよう改造したホンダ・ピープルのデモを行っていた。自動車に搭載するときに問題となるガソリン臭さをなんとかしようということで、開発されたそうだ。カセットボンベ1本で、40分~1時間の走行が可能とか。

24ccエンジンを搭載するホンダ・ピープルの改造機。試乗もオーケーだった

ガソリンスタンドがなくとも、ホームセンターさえあれば、いつでも補給が可能だ

ちなみに本家のホンダも、今年2月に、カセットボンベで動く耕耘機「ピアンタ FV200」を発表している。燃料はガソリンが一般的だが、これをカセットボンベにすることで、燃料の購入・保管が容易、燃料詰まりがない、CO2排出量が10%低減、といったメリットがあると同社はアピールしている。

一円玉を高く高く飛ばす

幻燈工房は、「一円玉飛ばし機」なるものを展示。バネが入っているわけでもないのに、スイッチを押すと、お椀の中に置いた一円玉が3mくらいの高さまで吹っ飛んでいた。

これが「一円玉飛ばし機」

一円玉の下にはコイルが置いてあり、これに高電圧(300Vくらいとのこと)をかけると、一円玉にも電磁誘導で電流が発生する。両方が電磁石となって、その反発力で飛び出す仕組みだ。高電圧の発生器には、使い捨てカメラを改造して使っているそうだ。

動画 - 「一円玉飛ばし機」
スイッチを押すと勢いよく一円玉が飛び出す

動画 - 「一円玉飛ばし機」スロー再生
一瞬で良く分からないので、14倍スロー再生(カシオ「EX-FC100」で撮影)

ピタゴラっぽい装置で和む

denha's Channelは、「何の役にも立たない機械シリーズ」の作品を展示。しかしその名前とは裏腹に、見ていると「癒される」のに役立つ装置である。動力源としては、モーターが1つだけ使われていた。

動画 - 何の役にも立たない機械シリーズその1
作品名「ビー玉工場」

動画 - 何の役にも立たない機械シリーズその2
作品名「ボール転がりマシン」

新型くす玉がいろいろ

デイリーポータルZのブースにあったのは「ざんねん玉」。普通のくす玉とは違って、うれしくないときでも割っていいのがメリットだ。また「ごほうび玉」は、くす玉の上位バージョンとなっており、より具体的にうれしい。

かなり残念な感じな「ざんねん玉」

実用的なのはこちらの「ごほうび玉」