訪れてみて驚かされるのは、貴重な筐体の存在と、それ以上に濃厚に漂う「ゲームセンター」のあの雰囲気。ゲームやプレイ料金だけでなく、空気も昭和で時間が止まっているような、強烈なタイムスリップ感覚に襲われる。しかも一部に動かないボタンがあるとは言え、もちろんどの筐体もきちんとメンテナンス済み。これで採算は取れるのだろうかと思わず心配してしまうが、そもそもレトロなアーケードゲームを売りにするつもりはなかったらしい。系列店舗のなかで一番坪数に余裕があったのがこの松戸店だったため、倉庫に入らない古い筐体をどんどん置いていくうちに、自然発生的に半ば博物館化してしまった、というのが実情だという。

それではメクマンでいまも元気に稼動し続ける、伝説のアーケードゲームの数々を駆け足で見ていく。

入り口の看板。書体を見るだけでもノスタルジックな雰囲気が濃厚に漂ってきます。開店は1985年なので、いまからもう四半世紀ほど前

1階は歴代のメダルゲームのほか、『頭文字D』『ポップンミュージック』など現行の大型筐体が稼動中

メクマンの本領は2階。ということで階段を登っていきましょう。なんか黒装束の男が待ち構えてるんですが……

忍者っぽい変なおっさん出たー! その名も『人者網 Ninja Web』。各部のランプが点滅するのに合わせてタッチすれば得点、というゲーム。これぞメクマンの顔

いよいよ本丸の2階へ……続きを読む