台湾VIA Technologiesは12日(現地時間)、グラフィックス内蔵の新型チップセット「VX855」を発表した。グラフィックス機能が強化されたほか、省スペース化、省電力化なども図られている。ネットブックなどに最適だという。

HDビデオ再生に対応した「VX855」チップセット

ノースブリッジとサウスブリッジの機能を統合した1チップ型のチップセット。内蔵グラフィックスは新しい「Chrome9 HCM」コアになっており、ハードウェア・ビデオアクセラレータは、従来モデル「VX800」のMPEG-2/4、DivX、WMV9に加え、H.264もサポートした。なおフットプリントはさらに33%削減、TDPも2.3Wと半減している。

■主な仕様の比較
チップセット VX855 VX800
FSB 400-800MHz
メモリ DDR2-800 DDR2-667
グラフィックス Chrome9 HCM Chrome9 HC3
大きさ 27×27mm 33×33mm
TDP 2.3W 5W

プロセッサは、VIA Nano/C7/Edenをサポート。I/Oインタフェースは、USB2.0×6、SDIO、UART、SPI、LPCなどを備えている。

VX855のブロックダイアグラム