米PolyFuelが、同社が独自に開発を進めてきた、ダイレクトメタノール(DMFC)方式の燃料電池で動作する「ThinkPad T40」の実機を公開している。

PolyFuel CEOのJim Balcom氏は、これまでもモックアップなどで、ノートPC向けの燃料電池カートリッジのデモ発表が行われてきたものの、今回は「実際に稼動するプロトタイプの開発に成功して、ポータブルに燃料電池技術を活用できる製品の発売へと大きく近づいた」とコメントしている。

同社が公開したThinkPad T40の底部には、トランプ一組ほどのサイズの、着脱式の燃料電池カートリッジが装備されており、最長連続10時間の使用が可能。電源をOFFにすることなく、手軽にカートリッジの交換も行えるのが大きな特徴となっているという。