6月24日に発売された、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)のフルスペックミニノート「HP 2133 Mini-Note PC」(以下、HP Mini)。発売後、あまりの人気のため、同社のオンラインショップでわずか1日で販売一時停止となった、注目のミニノートPCだ。当サイトでも何度か取り上げたが、今回はベンチマークなどを行って、その性能をさらに検証してみよう。

日本HP「HP 2133 Mini-Note PC」。低価格なスタンダードモデルと、高機能なハイパフォーマンスモデルの2種類が用意されている。今回は、ハイパフォーマンスモデルで検証を行った

普及価格帯のミニノートとしては、洗練されたデザイン

ボディの表面はヘアライン加工が施されたアルミニウム。さらに、マグネシウム合金との2層構造により、剛性を保った作りになっている。高級感があり、ガジェットとしての魅力は満点だ。サイズは、255(W)×166(D)×27.2-35.5(H)mm。エッジの丸みがスタイリッシュな雰囲気をかもし出していて、「使ってみたくなる」デザインである。重量は3セルバッテリ装着時で約1.27kg。6セルバッテリを装着すると約1.44kgとなり、サイズの割りに重量感を感じる。

液晶ディスプレイは8.9型ワイドWXGA(1280×768ドット)で、ほかのUMPCやミニノートPCに比べてかなり広い。解像度だけで言えば、15.4型のA4ノートとほぼ同レベルだ。そのぶん文字が小さく表示されるが、高精細に表示されるため、特に見づらいということはなかった。ただ、液晶パネル表面が光沢仕上げになっていて、蛍光灯や外からの光が映り込みやすい。光沢仕上げのほうが見栄えがいいのは確かだが、そもそも画像や動画を楽しむためのマシンではないので、映り込みを抑えたノングレア加工でも良かったのでは?

液晶ディスプレイや非常に高精細。しかし、光の映り込みが気になる