バンドルされるシステムはMac OS X 10.4.10(Build 8R4031)

新iMacには、Mac OS X 10.4.10(Build 8R4031)がプリインストール。同時にリリースされたiLife '08もバンドルされているので、現時点における最新の"コンシューマ向けMac推奨環境"を入手できることになる。

iLife '08に関する詳細は別の機会に譲るが、音楽を聴くことがメインのiTunesはともかく、iPhotoとiMovieは一画面に表示できる情報量が増すため、明らかにインパクトが増している。特にiPhotoは、一覧できるサムネイルの数 / サイズは画面の大きさに比例することから、旧iMacの17インチモデル(1,440×900ピクセル)より新iMacの20インチモデル(1,680×1,050)のほうが、さらには24インチモデル(1,920×1,200)のほうが扱いやすい。

映像という点では、やはり1,920×1,080ピクセルというフルHDの解像度に対応した24インチモデルが有利。iLife '08所収のiMovieは、AVCHD/HDVカメラから最大1,080iの映像をキャプチャできるため、撮影したHDムービーをそのままのサイズで編集できることが利点だ。

肝心の動作速度だが、Core 2 Duoのクロック値に期待するとおりのパフォーマンスを得られると考えて差し支えない。Xbench 1.3を3回実行したときの平均値は、OpenGL Graphics項目が若干下回ったことをのぞけば、全項目について前モデル(24インチ / Core 2 Duo 2.33GHz)を凌駕した。クロック数が等しいMacBook Pro 2.4GHzと比較しても、回転数が7,200rpmのHDD(テスト機に搭載されていたHDDはWDC WD3200AAJS-40RYA0)を搭載する新iMacが大きく上回る。

なお、新iMacのFSBはすべてのモデルが800MHzに引き上げられ、プラットフォームがSanta Rosa世代に変更されていることがうかがえる。ちなみにNapaプラットフォームベースだった旧iMacのFSBは667MHz、ベンチマークの結果にもFSBアップの効果が現れている。テストは行っていないが、Core 2 Duo 2.0GHzを搭載した20インチモデルでも、パフォーマンスの向上が期待できるはずだ。

FSBが800MHzにアップしていることがわかる