2階

2階は北翼が「日本人と自然」、南翼が「生き物たちの日本列島」と題されており、陸上の動植物や、人類学的見地から見た日本人についての展示が並んでいる。知っているようで知らない、日本の動植物の意外な生態を新鮮な気持ちで楽しめるフロア構成となっている。

国立科学博物館に現存する忠犬ハチ公の剥製(手前)と樺太犬ジロの剥製(奥)。トリビアとして紹介されることも多いが、実際に見たことがある人は少ないのでは?

クマやシカ、イノシシなども間近で見るとかなり迫力がある。動物園とはまた違った角度から日本の自然について学ぶことができる

郷土資料館などでよく見かける古代人の人形も、最新バージョンだけあって非常に精巧な作り。「現代人」のブースには来場者が入れるようになっているので、誰でも展示標本に!?

1階

1階は北翼が「企画展示室」、南翼が「自然をみる技」という構成。北翼では6月17日まで「相模湾の生物 きのう・きょう・あす」と題した企画展が行われており、常設展示の南翼では日本人の科学技術に関する研究の歴史が、数々の貴重な史料とともに展示されている。

1階の企画展示室で開催中の「相模湾の生物 きのう・きょう・あす」の様子。東京近郊の人にとっては、身近な相模湾についての130年に渡る調査の歴史がまとめられている

「国立科学博物館 カプセルミュージアム」のラインナップ。フタバスズキリュウや忠犬ハチ公はもちろん、日本館そのものもミニチュアフィギュア化されている

フタバスズキリュウ並みの大きさを誇る「トロートン社製赤道儀天体望遠鏡」。1880年ごろにイギリスから導入されたもので、国立天文台などで活躍した重要文化財

日本館公式限定モデルとなる、海洋堂制作のフィギュア「国立科学博物館 カプセルミュージアム」。1個300円で、全9種類。ここでしか買えないのでおみやげにも最適