Day9 | 物流DX

新型コロナウイルス感染症拡大により巣ごもり消費が増加し、EC市場が大きく拡大しました。それに伴い、物流業界では、小口配送の増加や長年解消されていなかった非効率な物流網、慢性的な人材不足など多くの課題が表出しています。一方で、物流のデジタル化や構造改革を加速度的に促進させる好機でもあります。
Day9では、これらの課題の具体的な解決策とともに物流のありかたを再考します。

SPEAKERスピーカー

  • DAY 95.25

    楠木 建 氏

    基調講演一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻 特任教授楠木 建 氏

  • DAY 95.25

    小野塚 征志 氏

    特別講演株式会社ローランド・ベルガーパートナー小野塚 征志 氏

  • DAY 95.25

    海野 昭良 氏

    特別講演NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社執行役員 DX推進部 サステナビリティ推進部担当 兼 DX推進部長 兼 日本通運株式会社 執行役員海野 昭良 氏

  • DAY 95.25

    田村 咲耶 氏

    特別講演株式会社MonotaRO常務執行役 サプライチェーンマネジメント、マーケティング、CXマネジメント管掌 サプライチェーンマネジメント部門長田村 咲耶 氏

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TIMETABLEタイムテーブル

DAY 9
5.25THU
物流DX
10:30-11:00

I-1基調講演戦略ストーリーのクリティカル・コア:究極の競争優位を考える

優れた戦略とは思わず人に話したくなるような面白いストーリーでなくてはならない。面白さのカギは意外性にある。一見して非合理だけれども、戦略ストーリー全体の文脈においてみると合理性の基盤となるような打ち手――戦略ストーリーのクリティカル・コア――に注目し、究極の競争優位の論理を解明する。

楠木 建 氏

一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻 特任教授楠木 建 氏

1964年生まれ。専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理について研究している。大学院での講義科目はStrategy。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋大学商学部専任講師(1992年)、同大学同学部助教授(1996年)、ボッコーニ大学経営大学院(イタリア・ミラノ)客員教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授(2000年)を経て、2010年から現職。 

11:10-11:30

I-2物流DXでドライバーの働き方改革を支援する車両動態管理クラウドCariot

物流企業において、ドライバー不足を背景とした物流危機、また「働き方改革」に基づく、自動車運転業務に対する「時間外労働時間の年間960時間上限規制」いわゆる2024年問題への対応が迫られています。この対策として、ドライバーの働き方改革を支援する車両動態管理クラウド「Cariot(キャリオット)」を活用事例も踏まえてご紹介します。

黒川 幸治 氏

株式会社フレクト代表取締役CEO Cariot事業部長黒川 幸治 氏

前身IT会社の起業を経て、2005年に株式会社フレクトを設立。代表取締役CEOとしてクラウド事業へ参入とその事業基盤を構築、現在に至るまで当社経営の舵取りを行う。「インターネットを通じてみんなの人生満足を追求する」をミッションに掲げて、当社に関わるステークホルダーへの幸せと価値提供の最大化を目指す。2022年4月よりCariot事業部事業部長を兼務。

13:00-13:30

I-4特別講演Logistics 4.0-DX による物流ビジネスの進化

Logistics 4.0とは、物流の世界において現下進みつつある第4のイノベーションです。ロボティクスやIoTといった次世代テクノロジーの進歩と活用の拡大は、物流ビジネスの装置産業化をもたらそうとしています。本講演では、その動向を概観するとともに、DXによる物流会社の勝ち残りの方向性を解説します。

小野塚 征志 氏

株式会社ローランド・ベルガーパートナー小野塚 征志 氏

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、富士総合研究所などを経て現職。物流分野を中心に、長期ビジョン、新規事業開発、M&A 戦略、構造改革などの多様なコンサルティングを展開。
近著に、『ロジスティクス 4.0』(日本経済新聞出版社)、『サプライウェブ』(日経BP)、『DX ビジネスモデル』(インプレス)など。

13:40-14:00

I-5倉庫内作業におけるデータ利活用とロボティックス

物流業界は慢性的な人手不足や労働力の高齢化が進み、様々な課題が発生しております。課題解決の1つにロボット導入がありますが、今回ロボットの強みであるデータ収集/活用についてご説明させていただきます。
生産性向上や人手不足の解決のためにロボット導入を検討されている企業様がほとんどですが、導入によって収集できるデータをオペレーション改善にまで活かせてますでしょうか?今回は、ロボット導入を検討する際にもう一つ先を見越したデータ収集/活用についてヒントをお持ち帰りいただけますと幸いです。

小堀 貴之 氏

ラピュタロボティクス株式会社プロダクトマネージャー小堀 貴之 氏

大学卒業後、デロイトトーマツコンサルティング株式会社(現:アビームコンサルティング株式会社)に入社し、IT導入を通じた業務改善プロジェクトに多数関わる。
その後Evonikにて物流拠点統廃合プロジェクト、GAPにてEコマース配送センター立ち上げ、AmazonにてAmazon Fresh事業の立ち上げをリードする。
2019年、自身の倉庫管理業務の自動化への関心の高まりと、物流分野のエキスパートを求めていたラピュタロボティックスのビジョンが合致し、同社に参画。
プロダクトマネージャーとして、これまでの経験を活かし、3PLを中心とした物流会社の倉庫内作業に関するソリューションを提供している。

14:40-15:10

I-7特別講演NIPPON EXPRESSが取り組む、データ利活用による物流変革への挑戦

物流業界は、労働力不足等の社会課題解決やコロナによる生活変化等の新ニーズ対応が必要となり、在り方自体の変革が求められています。一方デジタル技術の進展は、サプライチェーンの大きな変化を可能とし、変革への機会を提供しています。本講演では、NXグループにおけるデータ利活用による物流変革への挑戦を紹介します。

海野 昭良 氏

NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社執行役員 DX推進部 サステナビリティ推進部担当 兼 DX推進部長 兼 日本通運株式会社 執行役員海野 昭良 氏

1989年日本通運株式会社へ入社。営業戦略部、eコマース事業部等を経て、2022年にNIPPON EXPRESSホールディングス株式会社 執行役員 DX推進部、サステナビリティ推進部担当 兼 DX推進部長へ就任。2023年より現職。また、2020年4月から2022年3月までの2年間、内閣府が主導する、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)スマート物流サービス」にサブ・プログラム・ディレクター(SPD)として参画。

15:20-15:40

I-8物流業界が抜け出せない"ヒト"への依存

「同じ業務でもお客様によって作業手順が異なる」など、物流業務は標準化が難しい領域です。しかし、業務の属人化を放置すると「ミスやクレームの発生」「新人が入るたびに口頭でOJT」などの様々な問題に発展してしまいます。本講演では、物流業務を新時代のマニュアルによって標準化した事例をご紹介いたします。

本間 遼 氏

株式会社スタディスト営業部 インサイドセールスグループ ユニットリーダー本間 遼 氏

新卒で内資系医薬品企業に入社。医療用医薬品営業として新薬の立ち上げ、チームマネジメントに従事。DX化の潮流の中で「現場が思い切り自身の職務と向き合い輝ける環境」を提供する必要性を強く感じ、2021年9月よりスタディストに参画。インサイドセールス業務に従事し、年間240社以上に生産性・属人化課題解消の提案を行う。

16:20-16:50

I-10特別講演社会的なサプライチェーン課題への対応と顧客への価値提供差別化を目指して
~モノタロウのサプライチェーンマネジメント高度化戦略~

当社は、B2B向けECサイトとして「間接資材調達にかかる手間・時間を省くことでお客様の生産性向上に貢献する」という顧客価値のもと成長を続けてきました。この数年世界情勢不安によるサプライチェーンへの圧迫・混乱が深刻化し、また2024年問題に代表されるような人材不足・物流効率化対応の必要性が高まっています。本講演では、こうした状況下でも、顧客価値を追求するために行った、自社大規模倉庫への投資、ならびにSCM全体の高度化推進戦略についてお話しします。

田村 咲耶 氏

株式会社MonotaRO常務執行役 サプライチェーンマネジメント、マーケティング、CXマネジメント管掌 サプライチェーンマネジメント部門長田村 咲耶 氏

東京大学経済学研究科修了。ボストン・コンサルティング・グループ、GEヘルスケアにて、マーケティング、工場のデジタル化推進、世界規模のサプライチェーン戦略の構築を担当。2020年株式会社MonotaRO入社し、2021年に同社サプライチェーンマネジメント部門長、2022年に執行役サプライチェーンマネジメント部門長を経て、2023年3月より常務執行役サプライチェーンマネジメント部門長(現職)。サプライチェーンマネージメント部門では、データを活用した需要予測と在庫計画、受発注管理システムを活用したサプライチェーン全体の高度化に取り組んでいる。

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OVERVIEW開催概要

イベントタイトル
Day9 | 物流DX
開催日
2023年5月25日(木)
申込締切
最終申込締切:2023年5月26日(金) 16:00
【ご留意事項】
基調講演(基調対談)・特別講演は、タイムテーブル記載の時間帯のみの配信になりますので、お申込み前にプログラムをご確認ください。その他の講演につきましては、展示ブースエリアにて会期中いつでも聴講が可能です。なお、視聴に必要なログイン情報は、申込後に自動送信される登録完了メールに記載がございます。
※配信画面のログイン可能時間は5月15日(月)9:00~5月26日(金)20:00となります。
開催形式
オンライン配信
参加料
無料(事前登録制)
主催
株式会社マイナビ TECH+セミナー運営事務局
協賛
協賛社一覧▼
協力
株式会社ネクプロ
お問い合わせ先
株式会社マイナビ TECH+セミナー運営事務局
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