消費者にモノを販売して得られるデータに加え、サプライチェーンや製造現場のエンジニアリングチェーン内の各フェーズなど、ものづくり業界にはデータが豊富に存在しています。デジタル技術によりこれらを収集・活用できるようになりつつある今、サービスへとつながるビジネスモデルの変革に活用できるかが競争優位性を築く鍵と考えられます。Day1では、データをいかに資源として活用すべきか、先進事例とともに考察します。
基調講演一橋大学
名誉教授野中 郁次郎 氏
基調講演一橋大学
名誉教授野中 郁次郎 氏
1935年東京都生まれ。58年早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてPh.D.取得。現在、一橋大学名誉教授、日本学士院会員、中小企業大学校総長。2017年カリフォルニア大学バークレー校経営大学院より「生涯功労賞」を受賞。知識創造理論を世界に広めたナレッジマネジメントの権威。
主な著書に『失敗の本質』(共著)、“The Knowledge-Creating Company” (共著、邦訳「知識創造企業」)、”The Wise Company” (共著、邦訳「ワイズカンパニー」)、『直観の経営』(共著、英訳“Management by Eidetic Intuition”)、『野性の経営』(共著)など多数。
特別講演株式会社安川電機代表取締役会長小笠原 浩 氏
特別講演株式会社安川電機代表取締役会長小笠原 浩 氏
1979年3月安川電機に入社。2006年6月取締役モーションコントロール事業部副事業部長。2007年3月取締役インバータ事業部長。2013年6月取締役常務執行役員モーションコントロール事業部長。2015年3月代表取締役専務執行役員技術開発本部長。2016年3月代表取締役社長に就任。2022年3月代表取締役会長兼社長。2023年3月から現職。
特別講演旭化成株式会社上席執行役員 兼 デジタル共創本部 DX経営推進センター長原田 典明 氏
特別講演旭化成株式会社上席執行役員 兼 デジタル共創本部 DX経営推進センター長原田 典明 氏
1988年4月旭化成工業株式会社(現:旭化成)に入社。入社後は画像処理を使った外観検査システム開発に従事。その後ERPパッケージ導入や工場の生産管理システム開発を担当。2018年にデジタルイノベーションセンターを発足。IoTやAIを使った生産系デジタル革新やデータ分析人材教育を牽引。さらに2021年に全社組織としてのデジタル共創本部発足と同時に、営業・マーケティング部門のデジタル化推進の役割も担う。2022年から全社のデジタル人材育成や新規事業創出を推進するDX経営推進センターを発足。
特別講演山形カシオ株式会社スマートファクトリー推進部会 マスターエンジニア鈴木 隆司 氏
特別講演山形カシオ株式会社スマートファクトリー推進部会 マスターエンジニア鈴木 隆司 氏
1986年山形カシオ入社。2009年ダイバー向け水中通話機ロゴシーズを企画開発,製造,販売し事業化を達成。2016年カシオ計算機の生産改革へ参画しQCD強化に尽力。2021年~2022年スマート工場推進責任者として全生産拠点のスマート化を推進。2011年より山形大学工学部の非常勤講師。2014年グッドデザイン賞受賞。特許出願43件。