インターネットが普及した近年、増加傾向にあるのが、サポートを装い不正な手段で個人情報や金銭を騙し取る「サポート詐欺」。2023年には、100万円を超える高額な金銭被害が複数発生しました。
この記事では、トレンドマイクロ社の公開情報を参考に、サポート詐欺の手口と危険性を解説します。
詐欺師に電話してしまった場合の対処法やサポート詐欺を避けるための対策なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
デバイスと個人情報を総合的に守る「ウイルスバスター トータルセキュリティ」が、インターネットからも購入できるようになりました。
下記の機能が搭載された総合セキュリティソフトに仕上がっています。
- パソコンやスマホのセキュリティ対策
- 個人情報のセキュリティ対策
- セキュリティアドバイザーの365日サポート
- パスワード管理ツール
- フリーWi-Fiを安全に利用するためのVPN機能
- セキュリティ対策診断
日本企業が提供するセキュリティソフトなので、近年日本で増加しているネット詐欺などに対する備えも万全です。セキュリティ機能とVPN機能は6台まで利用可能なので、ご自身と家族のデバイスを守りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
サポート詐欺とは?仕組みと定義を確認
サポート詐欺とは、マルウェア感染など偽のセキュリティ警告を画面に表示した後、サポートに誘導し、復旧を名目に金銭を騙し取ろうとする詐欺行為です。
「マルウェアに感染しました」「トロイの木馬に感染しました」といった偽の警告文や警告音で不安を煽り、急いで対応するよう圧力をかけ、冷静な判断ができないようにする点も、サポート詐欺の特徴と言えます。
セキュリティソフト「ウイルスバスター」シリーズを提供しているトレンドマイクロ社には、100万円を超える高額な金銭被害の相談も複数寄せられているようです。
偽の警告画面には電話番号が記載されているケースが多いですが、その番号の先は詐欺グループが運営する偽のサポート窓口。
電話をかけるとその場でサポート費用という名目の料金をだまし取られたり、遠隔操作ソフトをインストールさせられ口座情報などの個人情報を抜き取られる、といった被害が多発しています。
サポート詐欺の特徴
サポート詐欺における警告画面には、以下のような特徴があります。
- 突然画面が切り替わる
- 警告音やメッセージ音声が再生されることもある
- 簡単に閉じることができないよう設定されていることがある
- Windowsなどのロゴが使われ、偽物と見極めるのが困難な造りになっている
- 記載された電話番号に電話すると、サポート対応を装って遠隔操作ソフトのダウンロード・インストールを提案される
- その場でサポート料金の支払いやサポート契約を迫られる
日本国内におけるサポート詐欺の件数は増加傾向
サポート詐欺の件数は、増加傾向にあります。
※日本におけるサポート詐欺関連サイトへのアクセス数 (2023年 月次推移)
引用元:トレンドマイクロ社プレスリリース
トレンドマイクロ社が公開している資料によると、2023年の1年間で報告された日本におけるサポート詐欺サイトへのアクセス数は900万件以上。特に10月~12月の件数は多く、前年同時期と比較して約3.5倍にも及んでいます。
また、サポート詐欺サイトにアクセスした「端末数」は、月間平均約25万台でした。
ネット詐欺と聞くと「フィッシング詐欺(偽のメールや偽SMSなどから偽サイトに誘導して、IDやPWを盗み取る詐欺)」を思い浮かばない方が多いと思いますが、フィッシングサイトにアクセスした「端末数」の月間平均台数は約21万台です。
つまり、現代の日本においてサポート詐欺はフィッシング詐欺以上に身近な脅威と言えますね。
約6割がGoogle広告経由!?サポート詐欺の代表的な手口
トレンドマイクロ社によると、サポート詐欺の約6割は下記のようなGoogle広告経由でサポート詐欺サイトに誘導されているとのこと。
※災害や時事問題に便乗したGoogle広告の例(2023年、日本)
引用元:トレンドマイクロ社プレスリリース
これらの広告は様々なWebメディアに配信されるため、実際にすでに広告を目にしたことがある方も少なくないでしょう。
また、Google広告以外の広告プラットフォームを利用したサポート詐欺サイトへの誘導も確認されています。
ウイルスバスターなら詐欺サイトへのアクセス時に警告してくれる
広告のすべてがサポート詐欺サイトへの誘導ではありませんが、どの広告が詐欺サイトへの誘導でどの広告が健全かを見極めるのは困難です。
したがって、実際の防衛策としては「仮にサポート詐欺サイトにアクセスしたとしても、その時点でそのサイトが詐欺サイトである旨を警告してくれるセキュリティソフトの導入」が最適でしょう。
日本企業が提供するセキュリティソフト「ウイルスバスター」には詐欺サイトをブロックして知らせてくれる機能が搭載されているため、インストールしておくと安心です。
サポート詐欺に遭った場合の対処法
もしもサポート詐欺を装う画面が表示された・サポート詐欺サイトに誘導された場合は、下記の2点を心掛けてください。
- 偽の警告画面やサポート詐欺サイトに記載された電話番号には電話しない
- 速やかに画面を閉じる
すでに偽のサポート窓口に電話してしまった場合は?
すでに偽のサポート窓口に電話してしまった場合は、状況に合わせて適切な対処が必要です。
提供してしまった情報 | 対処法 |
クレカ情報 | すぐにクレジットカード会社へ連絡してカードを停止しましょう。 また、再発行時には暗証番号も変更することをおすすめします。 |
銀行口座情報や暗証番号 | 銀行へ連絡し、暗証番号の変更やオンラインバンキングのパスワード変更など、 銀行からのご案内に沿って必要な対応を行ってください。 すでに金銭的な被害がある場合は、併せて警察にも相談しましょう。 |
各Webサービスのアカウント情報 | アカウントの「乗っ取り」とそれによる被害を防ぐため、 すぐにWeb サービスの正規ページからログインし、パスワードを変更してください。 すでにアカウントが乗っ取られてログインできない場合は、 各Webサービスのお問い合わせ窓口までご相談ください。 |
すでに偽の請求先に振り込んでしまった場合
すでに請求された料金を振り込み済みなど金銭的な被害が乗じている場合は、警察に相談しましょう。相談先は、下記の通りです。
- 最寄りの警察署
- 各都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口
サポート詐欺を未然に防ぐための対策
最後に、サポート詐欺を未然に防ぐための対策をご紹介します。意識したいのは、以下の3点です。
- 信頼できるセキュリティソフトを使用する
- 不審な電話番号は無視して公式サポート窓口に確認する
- 怪しいポップアップやメールは無視する
信頼できるセキュリティソフトを使用する
信頼できるセキュリティソフトを使用することは、サポート詐欺の予防に役立ちます。
中でもおすすめは、トレンドマイクロ社が手掛ける国産セキュリティソフト「ウイルスバスター トータルセキュリティ スタンダード/プレミアム」(以下、ウイルスバスター トータルセキュリティ)。サポート詐欺をはじめとする「ネット詐欺」を防ぐ機能が、多数搭載されています。
日本国内の専門家チームを結成し、日本特有のネット詐欺に対してつねに情報を収集・対策している点は、安心できるポイントと言えるでしょう。
個人情報を狙うネット詐欺をブロックするだけでなく、流出した個人情報をモニタリングする機能も完備。万が一の流出時には通知してくれるため、被害の拡大を防ぎます。※
※個人情報漏えい監視(ダークウェブモニタリング)機能は、インストールやアクセスの端末数に制限はありませんが、契約者1名のみ利用可能です。家族全員の個人情報の漏えい検知を保証するものではありません。
身に覚えのない不審なメールやSMSに記載されているリンクはクリックしない
サポート詐欺では、メールやSMSにURLを記載し、そのURLをクリックさせることで偽のサポートサイトに誘導するという手口も使われています。怪しいメールやSMSに記載されているURLは、クリックしないようにしましょう。
ウイルスバスターには「AI技術を使用して詐欺メール判定を行う機能」も搭載されていますので、詐欺メールの見極めに自信がない方はこういった機能を利用すると安心です。
怪しいWeb広告は無視する
不審なWeb広告には反応せず、リンクをクリックしないようにしてください。記事の前半でもお伝えしたように、サポート詐欺サイトへの誘導の約6割は、Google広告経由です。
ウイルスバスターには「詐欺サイトへのアクセスを警告してくれる機能(Trend ツールバー)」や「広告ブロック機能」が搭載されていますので、広告をクリックすることが多い方はこれらの機能を有効にしておきましょう。
まとめ:ネットリテラシーの向上がポイント
サポート詐欺から身を守るためには、ネットリテラシーの向上が重要です。
インターネット利用時は警戒心を持ち、不審な働きかけには注意を払いましょう。
自信のない方には、ネット詐欺に強いセキュリティソフトがおすすめ。
ウイルスバスター トータルセキュリティなら家族の分を含む6台のデバイスを保護できるため、お子さんや高齢者などネットの知識に不安がある家族をサポート詐欺から守りたい方は、ぜひ導入しておきましょう。
デバイスと個人情報を総合的に守る「ウイルスバスター トータルセキュリティ」が、インターネットからも購入できるようになりました。
下記の機能が搭載された総合セキュリティソフトに仕上がっています。
- パソコンやスマホのセキュリティ対策
- 個人情報のセキュリティ対策
- セキュリティアドバイザーの365日サポート
- パスワード管理ツール
- フリーWi-Fiを安全に利用するためのVPN機能
- セキュリティ対策診断
日本企業が提供するセキュリティソフトなので、近年日本で増加しているネット詐欺などに対する備えも万全です。セキュリティ機能とVPN機能は6台まで利用可能なので、ご自身と家族のデバイスを守りたい方は、ぜひチェックしてみてください。