リボ払いってヤバいの?リボ地獄って?返済できない場合の対処法

リボ払いとは、クレジットカードを使用した際の、支払い方法の一種です。

「今月は使い過ぎた…」という場合も、リボ払いを選択すれば負担を軽減できるでしょう。一方で、その意味を理解しないまま利用し続けると、「いつまで経っても支払いが終わらない」というリスクもあります。

一括払いや分割払いと比較すると、なんとなく曖昧でよくわからないリボ払い。その特徴や注意点を、わかりやすく解説します。

リボ払いは毎月の支払額を一定にできる支払い方法

クレジットカードのリボ払いとは、「リボルビング払い」を略したもの。クレジットカードの利用金額にかかわらず、毎月一定金額を支払う方式です。

【一括払いの例】
4月1日  ドラッグストアで3,000円の買い物
4月5日  百貨店で20,000円の買い物
4月20日  レストランで7,000円分の食事

合計利用額30,000円を、「4月利用分」として5月の規定日に請求される。

【リボ払いの例】
4月1日  ドラッグストアで3,000円の買い物
4月5日  百貨店で20,000円の買い物
4月20日  レストランで7,000円分の食事

合計利用額30,000円を、あらかじめ設定しておいた一定額分ずつ返済していく。
※残高がゼロになるまで、支払いが続く。

リボ払いを利用するためには手数料を支払う必要があり、利用金額にプラスされて請求されます。手数料分まで全て支払い終わった段階で、リボ払いが完了します。

リボ払いの場合、利用可能枠の範囲内であれば、金額や回数にかかわらず利用が可能です。何度も繰り返し買い物しても、月々の支払いを一定にできる点が、リボ払いの大きな特徴となります。

「仕組みがわかりにくい」「手数料がかかる」など、ネガティブなイメージも強いリボ払いですが、欧米では一般的な支払手法です。その特徴をしっかりと理解した上で、上手に付き合っていきましょう。

分割払いとは考え方が異なる

リボ払いの仕組みがわかりにくい…と感じる理由として、「分割払いとの違いがよくわからないから」という意見も目立ちます。

リボ払いと分割払いの違いは、以下の通りです。

リボ払い 分割払い
月々の支払い金額 利用金額にかかわらず一定 利用金額によって変動
支払い回数 利用金額を支払い終わるまで 規定の回数を事前に設定
手数料 必要 2回までであれば不要
(3回以上は必要)

分割払いは、クレジットカードで決済するたびに、まず「回数」を指定します。利用金額を回数で割ることで、1回あたりの支払金額が決定する仕組みです。

リボ払いの場合は、まず「月々の支払金額」を指定。これによって、支払い回数が変動する仕組みとなっています。

分割払いであれば、「2回」までなら手数料無料で利用可能です。一方で、リボ払いの場合、たとえ「2回」で支払いが完了したとしても、手数料は発生。支払金額から、自分にとってメリットの大きい支払い方法を選択しましょう。

リボ払いの利用方式と返済方式

リボ払いを利用するタイミングは、以下の3つです。

  • クレジットカードを利用する前
  • クレジットカードで買い物をするとき
  • クレジットカードを利用した後

「クレジットカード=リボ払いで利用する」と決めている場合、事前に設定しておくのがおすすめです。全ての買い物が、自動でリボ払いへと登録されます。

また、クレジットカードの中には、リボ払い専用のものも。契約したカードがこちらのタイプであれば、わざわざ事前登録する必要はありません。

「普段は一括払いだが、状況によってはリボ払いを選択したい」という場合は、買い物をした際に、支払い方法をリボ払いに設定しましょう。レジの人に決済をしてもらう場合、「リボ払いで」と伝えればOKです。

「今月はカードを使いすぎてしまった…」という場合には、後からリボ払いに設定しましょう。買い物内容を指定して、支払い方法を変更できます。

リボ払いの2つの返済方式

月々の支払金額を一定にできるリボ払い。厳密にいうと、以下の2つの返済方式があります。

定額返済方式
利用金額がいくらになっても、毎月同じ金額だけを支払っていく方式です。利用金額が5万円のときも、100万円のときも、「支払いは月に3万円」と決めれば、毎月3万円ずつ返済していきます。
元利定額方式なら、3万円内に手数料が含まれ(手数料が多くなると元本が減りにくくなる)、元金定額方式なら、3万円に手数料をプラスして(手数料が多くなると月々の返済金額も増える)支払います。
残高スライド方式
同じリボ払いでも、こちらは残高によって毎月の支払い額が変動する仕組みを採用。支払い残高が少なければ月々の返済も少なく、一定金額を超えた段階で、スライド式に返済金額もアップします。

どちらの返済方式になるのかは、クレジットカードの規約によっても異なります。リボ払いを利用する際には、事前に規約を確認しておきましょう。

リボ払いを選択するメリットは「利便性」

リボ払いを選択するメリットは、「支出を一定にすることで、月々の家計管理がしやすくなる」という点です。

毎月の収入はある程度決まっているもの。一方で、支出も常に一定とは限りません。突発的な支出があった場合でも、リボ払いなら無理なく支払いできるでしょう。

また「リボ払いにしておいて、余裕のあるときに繰り上げ返済する」ということも可能に。「いったん支払いを後回しにして、余裕のあるタイミングで対応する」ということができるのも、リボ払いの魅力と言えます。

リボ払いを選択するデメリットは「手数料」と「使い過ぎ」

一方で、リボ払いにもデメリットはあります。中でも無視できないのが、手数料と使い過ぎにまつわる問題です。

リボ払いの手数料は実質年率15.0%

リボ払いの一般的な手数料は、実質年率15.0%です。この手数料率は、決して低いものではありません。

100,000円の買い物を、リボ払い(元金定額方式)で10,000円ずつ返済した場合、実質年率15.0%なら、手数料の総額は6,000円以上に。もちろん、利用金額が増えれば増えるほど、手数料負担も重くなります。

利用総額に気付かないまま使い過ぎに

特に定額返済方式の場合、クレジットカードの利用総額に気付きにくい可能性があります。どれだけ使っても毎月の返済負担は変わらないためです。

中でも元利定額方式の場合、リボ払いでで発生している手数料も見えにくい仕組みに。「毎月きちんと返済しているものの、実はそのほとんどが手数料支払いに消えていて、元本が減っていない」という状況もあり得るでしょう。

リボ払いと上手に付き合っていくための3つのコツ

デメリットもあるリボ払いだからこそ、上手に付き合っていくためには、コツがあります。3つのポイントを紹介するので、ぜひ頭に入れておいてください。

使った金額はその都度確認しよう

どれだけ利用しても、支払金額が一定のリボ払い。利用金額に対して、つい無意識になってしまいがちです。

リボ払いだからこそ、「自分が何にどれだけお金を使っているのか」を把握することが大切です。カード会社から利用明細が届いたら、その内容を確認しましょう。

手数料や残高など、あらゆる情報を総合的に考慮し、無理のない範囲での使用を心掛けてください。

余裕があるときに繰り上げ返済しよう

リボ払いで手数料をできるだけ少なくするためには、返済期間を短くすることが大切です。ボーナス時期など、余裕があるときには積極的に繰り上げ返済しましょう。

繰り上げ返済は、カード会社に連絡して行います。ネット上で気軽に手続きできる会社も増えているので、ぜひチェックしてみてください。

「1度リボ払いを設定したら、繰り上げ返済で残高がゼロになるまでは利用しない」など、自分なりのルールを設定しておくと安心です。

月々の支払い金額はできるだけ高めに設定しよう

リボ払いで失敗しないためには、月々の支払金額をできるだけ高めに設定しておくのがおすすめです。

月の支払いを10万円に設定しておけば、10万円までの利用金額を、翌月一括で清算可能です。リボ払いの手数料が発生する可能性もありますが、最小限で済ませられます。

クレジットカード会社の中には、リボ払いを選択する会員向けに、さまざまな特典を用意しているケースもあります。「特典のためにリボ払いにしたいが、デメリットが不安」という場合には、ぜひこちらのコツを実践してみてください。

リボ払いで困ったときは債務整理が可能

リボ払いの返済期間が長くなると、以下のようなリスクがあります。

  • 手数料の支払い総額が増える
  • いつまで経っても返済が終わらない
  • 気付かない間に、返済不可能な状態に陥ってしまう

中でも大きな問題となるのが、3つ目のポイント。自分では「毎月支払っているから問題ない」と思っていても、「実は元本がほとんど減っていない」というケースもあります。

返済不可能なほど、利用金額が膨れ上がってしまった場合には、債務整理を検討しましょう。リボ払いでも、債務整理は利用できます。

債務整理には、主に以下の3つの種類があります。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

この中で、リボ払いと相性が良いのは「任意整理」です。

任意整理とは、将来的に発生する利息をカットし、返済総額を圧縮する方法。手数料部分が圧縮できれば、確実に元本を減らし、無事に完済できる可能性も高くなるでしょう。

任意整理では、裁判所を通さずに、金融業者を選んで話し合うことが可能。ブラックリストへの登録は避けられませんが、生活への影響は少ないでしょう。

リボ払いが原因で債務整理について検討する場合、まずは専門家に相談してみましょう。借金問題に強い弁護士や司法書士が、相談に乗ってくれます。

リボ払いは仕組みを理解して賢く活用しよう

支出を一定に保ち、家計管理がしやすくなる一方で、リボ払いには「手数料」や「使い過ぎ」といったリスクもあります。

「いったいどういった特徴を持つ利用方法なのか?」という点を正しく理解した上で、安心・安全に活用することが大切!使い方を間違えると、いつの間にか借金地獄、リボ地獄に陥りかねません。

リボ払いを上手に使いこなすためには、利用状況を逐一確認することや、できるだけ素早く支払いをすることが重要。「今までやってこなかった…」という方も、まずは現状把握からスタートしましょう。遅すぎることはありません。

現状把握の結果、「すでに支払いが困難である」という場合は、債務整理を検討してみてください。まずは一度専門家に相談してみることで、不安を軽減できるはずです。

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