生活費が足りないお金借りれないどうすればいい?最終手段は?生活苦の時おすすめの対処法
「生活費が足りない」「生活が苦しい」というお悩みを抱えている方は、決して少なくないです。
収入が少ない、ちょっと大きな買い物が続いて、浪費癖がなおらない、ギャンブルで…など理由は様々だとは思います。
生活費が足りない場合には、まず何をするべきなのでしょうか?「生活が苦しい」と感じている人々の現状を踏まえて、具体的な対処法をお伝えします。
すでに借金をしている…という状況の場合の方に向けて、お金借りれない時の最終手段として、借金を減らしたりチャラにできるかもしれない方法「債務整理」についても詳しくまとめました。
Contents
自分だけではない!半数以上が「生活が苦しい」と回答
「生活費が足りない」「生活が苦しい…」というデリケートな問題を誰にも言えず、一人抱え込んでいる方も多いのではないでしょうか?
厚生労働省が発表した(「令和4年 国民生活基礎調査の結果からグラフでみる世帯の状況」)によると、生活意識に対して「苦しい」と感じている人の割合が51.3%に上っています。
- 「大変苦しい」と回答した人の割合 → 20.2%
- 「苦しい」と回答した人の割合 → 31.0%
- 「普通」と回答した人の割合 → 42.1%
- 「ややゆとりがある」と回答した人の割合 → 5.5%
- 「大変ゆとりがある」と回答した人の割合 → 1.1%
※参照:厚生労働省 令和4年 国民生活基礎調査の結果からグラフでみる世帯の状況
「普通」「ゆとりがある」と回答した人の割合よりも、「生活が厳しい」と感じている人が多いという結果になっています。
重要なのは、問題をそのまま放置していても、生活は苦しくなるばかりだということ。ありのままを見つめ、適切に対処することが大切です。
特に、既に借金がある方は要注意です!
借金が返せず、借金滞納してしまうと、最終的に裁判となり財産の差し押さえという最悪の結果にもなりかねません。
借金があって、今後返済の目処が立たない…という場合は、「借金を減らす」ことを視野に入れてみませんか?怪しくなく、詐欺でもなく、嘘でもない方法で、あなたの借金を減らしたりゼロにできる方法があります。
借金が減らせるかどうかは、無料の借金減額シミュレーター(借金減額診断)で目安を知ることができます。
生活費が足りない!生活が苦しい原因を究明して!
なぜ生活費が足りなくなってしまっているのでしょうか?
- 妊娠・出産
- 離婚
- 病気
- 失業
- 一時的な要因(特別費:冠婚葬祭費など)
- 借金癖(買い物依存、ギャンブル依存など)
ライフスタイルに大きな変化が生じるタイミングでは、「生活費が足りない」といった事態に陥りがちです。あらかじめ備えておくことが大切だと言えるでしょう。
まずは家計簿をつけて、収入と支出の詳細を明らかにします。以下を参考に、できるだけ細かく数値を導き出してみてください。
- 固定費:家賃、水道光熱費、教育費、保険料、通信費、車両費、交通費、小遣い、税金など
- 変動費:食費、日用品費、被服費、子ども費、医療費、交際費、娯楽費など
もちろん、何が固定費で何が変動費に当たるのか、またどういった項目が必要なのかは、各家庭によって異なるはず。家庭内のお金の流れをできるだけ正確に把握できるよう、工夫してみてください。
ひと言で「生活費が足りない」と言っても、その実情はさまざまです。
- そもそも低収入、不安定な収入である
- 一般的な水準よりも住居費にお金がかかり過ぎている
- 食費や外食費が高い
- 税金を納める月に生活費が不足しがち
- 家計簿のどこにも記録されない「使途不明金」が多い
気持ちばかり焦ってしまいがちですが、まずは「なぜ生活費が足りないのか?」を明らかにすることが大切。できるだけ冷静に、原因究明に臨んでください。
原因がわかったら、あとは対策のみです!!ここからは、生活費が足りない場合の具体的な対処法を紹介します。
対処法①支出を減らす
充分な給料を得ているにもかかわらず生活費が足りなくなっている場合、主に支出面に問題があると考えられます。支出を減らす対策を取ってみてください。
住宅費の見直しをする
毎月の支出の中で、非常に大きな割合を占めるのが住宅関連費用です。賃貸であれば家賃、持ち家であれば住宅ローンやメンテナンス費用、税金がこちらに当たります。
賃貸住宅のメリットは、比較的手軽に住み替えできること。住宅費が毎月の収入の3割以上を占めている場合、より負担が少ない物件への住み替えを検討しましょう。
持ち家の場合、住み替えは容易ではありませんが、住宅ローンの借り換えによって負担を減らせる可能性も。現在のローン契約を見直してみましょう。
保険や携帯電話プランの見直しをする
生活費が足りないときは、契約中の保険や携帯電話のプランも積極的に見直してみてください。契約を変更するだけで、毎月数万円の節約になるケースもあります。
万が一のときのための保険ですが、高い保険料が原因で現在の生活を圧迫しているとしたら、本末転倒です。本当に必要な保障以外はカットしましょう。よりシンプルな保険へと、変更するのもおすすめです。
子どもの教育費を見直しする
家計が苦しいときでも、「聖域」にしてしまいがちな子どもの教育費。とはいえ、子どもが大きくなればなるほど、負担は増えます。
収入と支出のバランスが取れていないのであれば、見直し対象に加えてみてください。
特に習い事や塾は、月当たりの負担も大きくなりがちです。将来、金銭的な事情で進みたい道を諦める…なんてことがないよう、本当に必要なものだけに絞り込みましょう。
外食の回数を決める・減らす
気付かないうちに出費がかさみがちなのが、外食費です。家計簿をつけてみて、外食の機会が多ければ積極的に減らしていきましょう。
おすすめは、1ヶ月あたりの外食回数を事前に決めてしまうこと。上限金額も決めておけば、支出削減につながります。
交際費や小遣いの上限を決めてその中でやりくりする
交際費や小遣いも、つい使い過ぎてしまいがちな出費項目です。
「人付き合い」も「自分へのごほうび」も大切なもの。しかし生活費が足りないときには、積極的に削減していきましょう。
対処法②毎月の収入を増やす
支出面で大きな問題がない場合、収入を増やすことを検討してみてください。
3つの方法を紹介します。
副業をする
手軽に定期収入を増やす方法として、近年注目されているのが副業です。本業とは別に、もう一つ仕事を持つことで、確実に収入を増やせるでしょう。
本業の傍らに実践しやすい副業としては、ネット副業が挙げられます。
- アフィリエイト
- ネットショップの運営
- ポイントサイトやアンケートサイト
- クラウドソーシング
インターネットを活用すれば、自分の得意なことを収入につなげるチャンスもつかめるでしょう。自分には何ができそうか、ぜひ検討してみてください。
週末アルバイトをする
週末の空いた時間を使って、アルバイトをするのもおすすめの方法です。
- 接客業
- コールセンタースタッフ
- 引っ越し作業員
- イベントスタッフ
これらの職種であれば、週末の短時間からでも仕事をもらえるでしょう。日払いや週払いに対応してくれる職場であれば、即効性も期待できます。
共働きを選択する
もしも専業主婦や専業主夫をしているなら、共働きも視野に入れて行動しましょう。扶養内で働くだけでも、家計状況は劇的に改善します。
子育て中はフルタイムで働くのは難しいですが、早朝や深夜のみ働くなどライフスタイルに合わせた働き方を選びましょう。
対処法③一時的な収入を増やす
継続的な収入を得ることが難しい場合、一時的な収入アップを目指してみましょう。
不用品を売却する
生活費が足りなくなったら、ぜひ家の中の不用品に目を向けてみてください。リサイクルショップやフリマアプリで売却すれば、生活費の足しになります。
できるだけ素早くお金を用意したいときには、リサイクルショップがおすすめ。一方で、「多少手間と時間がかかっても高く売りたい」という場合には、フリマアプリを活用しましょう。
不用品の中でもお金に換えやすいのは、以下のような物です。
- デジタル機器
- ゲーム類
- スポーツ用品
- ブランドアイテム
- ベビー・キッズアイテム
- 貴金属・宝石類
できるだけきれいにして、売却活動をスタートしましょう。
単発バイトをする
バイトのために毎週休みがつぶれてしまうのはちょっと…と思う方におすすめなのが、単発バイトです。単発バイトなら、自分の都合のつくときだけ、働くことが可能です。
近年はバイトアプリが増えており、働き先を見つけやすくなっています。面接なしで働けたり、現金で給与をすぐに受け取れたりするバイトもあります。
スキマ時間を利用するなど自分のペースに合わせて、無理のない範囲でやってみるとよいでしょう。
対処法④公的支援を検討する
自身の状況によっては、公的支援を受けられる可能性があります!
生活福祉資金貸付制度
経済的に困窮する人をサポートするため、社会福祉協議会が生活費の貸付を行う制度。利用できるのは低所得者世帯や障がい者世帯、高齢者世帯に限定されるものの、生活費用や生活再建費用など、幅広い名目での貸付に対応している。
緊急小口資金
生活福祉資金貸付制度の一つで、10~20万円の少額のお金を、素早く借りられる特例制度。「新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、休業等による収入の減少があり、緊急かつ一時的な生計維持のための貸付を必要とする世帯」が対象。(※申請は令和4年9月30日で終了)
住居確保給付金
家賃の支払いができず、住居を失いそうな場合に、家賃に相当する金額を自治体が負担してくれる制度。主たる生計維持者の収入や求職活動に関する要件あり。上限金額は、各市町村の生活保護の住宅扶助額まで。(※令和4年8月末日まで)
求職者支援資金融資
職業訓練を受け、職業訓練給付金を受けている人向けの生活資金の貸付制度。制度を利用するためには、職業訓練受講給付金の対象者であり、なおかつ本人収入や世帯収入、金融資産などに関する条件がある。
母子父子寡婦福祉資金貸付金
母子家庭、もしくは父子家庭で利用できる貸付制度。20歳未満の子どもを扶養する男女で、配偶者がいない場合に利用できる。生活資金や住宅資金など、幅広い用途でお金を借りられる。
生活保護
世帯収入が厚生労働省によって定められている最低生活費を下回れば、生活保護を受給できる可能性が高いです。
受給にあたっては、土地や家屋を保有している場合はそれらを売却して生活費に充てる、年金や手当が受給できる場合はまずそれらを活用する必要があります。
働きたいけれど働けない、支援してもらえる人がいないなど、世帯収入以外にも満たさないといけない要件はいくつかあるので、まずはお近くの福祉事務所に相談してください。
公的支援は、消費者金融や銀行などの審査に通らず借りられない方でも、お金を借りたりもらえたりするのが特長です。
対処法⑤一時的に借金をしてしのぐ
「生活費が足りない」という状況が一時的なものであれば、「お金を借りてしのぐ」という方法もあります。
- 親や兄弟、知人に相談する
- クレジットカードに付帯するキャッシング枠を活用する
- カードローンを利用する
返済時の負担がもっとも少ないのは、親や兄弟、知人からお金を借りる方法です。
家族や友人からは借りず、金融業者から借りたい!という場合は、普段使いのクレジットカードに付帯しているキャッシング枠を利用してお金を借りたり、コンビニでも返せるカードローンを利用するのが手軽です。
カードローンには、
- 消費者金融系
- 銀行系
- クレジットカード系
とさまざまな種類があります。
借金でピンチを切り抜けられるのは、あくまでも「一時的に困っている」ときのみです。「毎月のように生活費が足りなくなる」という場合には、借金で問題を解決することはできません。
もし既に借金地獄でどうにもならない…という場合は、借金を減らせるかどうかを、借金減額シミュレーター(借金減額診断)でチェックしてみませんか?無料でいつでも診断できますよ。
生活費が足りないときに避けるべき行動4つ
「生活費が足りない…」という状況に陥ると、「なんとかしなければ!」と焦ってしまう方も多いのではないでしょうか?
借金まみれになって「夜逃げ」などを考えている人もいるかもしれませんが、状況は良くなりません!絶対に考えないようにしてください。
以下の4つの行動だけは避けてください。やってはいけない行動を紹介します。
①借金してまでもギャンブルをする
元手が少なくても、うまくいけば大金を手に入れられるのがギャンブルの魅力。しかし、足りない生活費を補充する目的で手を出してはいけません。
ギャンブルは、勝つときよりも負けるときの方が多いもの。なけなしの生活費まで、一瞬で失ってしまう可能性があります。
また運よく大勝した場合、「今月はギャンブルで借金が何とかなった!」という誤った成功体験につながってしまいます。
そもそもギャンブルとは、余裕資金で楽しむもの。生活費をつぎ込むものではありません。お金に困ったときほど、避けて通りましょう。
②借金による自転車操業
生活費が足りないときに、借金で補填してしまった、しかもその借金が返せなくなりそうなので、また別の会社からお金を借りるという自転車操業。
これだけは絶対にやめてください!自転車操業で多重債務に陥ってしまう危険が高いです。
一見借金を返せているように見えても、借入が増えればその分利息が増え、返済の負担は重くなっていきます。いつの間にか借金をどんどん増え、自分でも返済管理ができなくなってしまう可能性も。
借金を重ねて何とかしようとするのではなく根本的な解決を目指してください。
③闇金からの借入
生活費が足りないときに、より手軽にお金を貸してくれる業者が現れたら、魅力的に感じてしまうかもしれません。しかし闇金からの借入は、絶対にしてはいけません。
闇金からお金を借りれば、法外な利息を取られてしまいます。また返済が滞れば、容赦のない取り立てが行われるでしょう。
④返せないと分かっている額の買い物をする、返済不可能な額をリボ払いで支払う
借金は「計画的に返せる」額しかしてはいけません。
クレジットカードでの支払いは一見「支払えている」という風に勘違いをしてしまいますが、請求がずれているため、その時に手持ちのお金がないと「支払えない」状況に陥ってしまいます。
急な引っ越しや冠婚葬祭などでクレジットカード支払いをしてしまうのは仕方ありませんが、日々の支払いを全てクレジットカード払いにしている方などは、支払った額分の収入があるのか?をしっかりと確認してください。
また、リボ払いを選択している方も要注意!リボ払いは便利である反面、手数料が高く、利用残高を把握しづらいというデメリットがあります。
一見「ちゃんと返している」ように見えて、使った分の一部分しか返せていないため、ほぼ手数料分しか返せていなかったーとか、リボ払いを繰り返した結果、「いつの間にかとんでもない額になっていて、こんな金額返せない…」というリボ地獄に陥ってしまいかねません。
毎月のクレジットカードの明細をしっかりと確認し、「今リボ払いでいくら借りている状況で、これはこのまま返していたらいつの段階で支払いが完了するのか」を知っておきましょう。
クレジットカードは魔法のカードではありません。使った分は自分で全て返済しなければいけません!
すでに借金まみれになっている場合は、「債務整理」の検討を
生活費が足りず、借金で補填したけれど、借金の返済が難しくなっている…。このままでは返済できず滞納してしまう…借金に借金を重ね多重債務になっている、借金地獄に陥っているという場合は、早めに債務整理を検討しましょう。
債務整理とは?借金に困っている人を法的に救済できる制度で怪しいものではない
債務整理とは、法律に則った手続きを踏んだり、債権者との交渉の末、借金を減額したり借金を0円にすることが出来る可能性がある方法です。主に、任意整理・個人再生・自己破産の手続きなどがある。
3つの債務整理のそれぞれの特徴は以下のとおりです。
名称 | 特徴 |
---|---|
任意整理 | 裁判所を通さずに、債務者と債権者が直接交渉して和解する方法。 裁判所を通さない分、素早く話を進められるものの、借金減額効果は低い。 きちんと借金を返済できる能力・意思がなければ難しい。 |
個人再生 | 裁判所を通して、借金を最大で10分の1にまで減額される。 住宅ローン特則を利用すれば、マイホームを残したまま借金を整理できる可能性がある。 |
自己破産 | 裁判所を通して、借金をチャラにする方法。 返済能力がない場合に選択可能な方法で、免責許可が下りれば借金はゼロになる。 ただし一定額以上の財産は処分され、また手続き期間中はさまざまな制限を受ける可能性がある。 |
どの債務整理を選ぶ場合も、専門家にサポートしてもらうのがベストです。借金問題に強い弁護士や司法書士に相談してみてください。
シングルマザー向けの注意点と対処のコツ
シングルマザーとして子どもを育てている場合、年収の低さが原因で「生活費が足りない…」といった事態に陥りがちです。対処のコツは以下を参考にしてみてください。
- 母子父子寡婦福祉資金貸付金の利用を検討する
- ひとり親家庭自立支援給付金事業を活用し資格取得を目指す
- 実家の家族や兄弟にサポートを依頼する
シングルマザーとして一人で子どもを育てていくことは、決して簡単ではありません。大切なのは、一人でがんばり過ぎないことです。家族や行政とつながって、みんなで生活を支えられる仕組みを目指しましょう。
一人暮らしの大学生向けの注意点と対処のコツ
一人暮らし中の学生の中にも、「生活費が足りない…」と悩む人は少なくありません。学生の場合の対処のコツは以下のとおりです。
- 親に仕送りをお願いする
- アルバイトをする・増やす
- 奨学金の利用を検討する
- 生活費の見直しをする
大学生でも利用できるローンはありますが、安易な利用は禁物です。まずは親に、仕送りを増額できないかどうか、相談してみましょう。
また自分自身の手で毎月の収入を増やすのもおすすめです。短期バイトなら、学業への影響も最小限にできます。
生活費の見直しについても積極的に取り組んでみてください。交際費や被服費、美容費などは、特に高額になりがちです。安く抑えるための工夫も、ぜひ積極的に取り組んでみてください。
今よりも家賃が安い物件や学校の寮への引っ越しを検討するのもおすすめです。家賃の負担を軽減することで、そのほかの生活に余裕が生まれやすくなります。
生活費が足りず生活が苦しい…!抜本的な改革を
「生活費が足りない」「生活が苦しい」という場合には、借金をしてその場をしのぐのがてっとり早いですが、返せない借金はあとあと自分の首をしめることになりかねません。
「支出を減らす」「収入を増やす」「公的なサービスで助けてもらう」「借金があるなら減らす検討をする」などが有効的です。
今だけ一時的に生活費が足りず、今後は足りてくる見通しがあるのか、それとも今後状況が良くなることは難しいのか、借金が既にあるのかないのか、人それぞれによって対策が異なってきます。
借金まみれでどうにもならない…となる前に、なぜ生活費が足りないのか?を見極めた上で、抜本的な改革を進めていきましょう。原因を究明し、今すぐやれることをしていきましょう。