ニッテレ債権回収会社の督促は無視NG!安易な連絡もNG!対処法は?
借金返済が滞ると、「ニッテレ債権回収株式会社」(ニッテレ・サービサー)という会社から、返済を迫られることがあります。
耳慣れない会社から借金返済を求められたら、戸惑うのは当たり前。しかし、通知を無視するのはおすすめできません。でも、安易に連絡をしてしまうのもNGです。
ニッテレ債権回収株式会社の歴史や仕事内容と共に、返済を迫られた場合の対処法や注意点について解説します。
督促や取り立てが辛い場合は、まずは司法書士や弁護士に相談をしてみましょう。借金を減らす方法などもアドバイスしてもらえますよ。
Contents
ニッテレ債権回収株式会社の歴史・業務内容
ニッテレ債権回収株式会社が設立されたのは、昭和61年のこと。以降、30年以上にわたって、債権回収を専門に手掛けている会社です。
債権回収会社の業務は、「特定金銭債権の管理回収」です。金融機関や自治体等から委託を受け、債権回収業務を行っています。
こうした流れの中で、生まれた会社の一つがニッテレ債権回収株式会社です。ニッテレでは、以下のようなサービスの債権回収を担当しています。
- クレジットカード会社(ドコモdカード、DCMX、クレディセゾンなど)
- 国や自治体
- 電力会社
- ガス会社
- プロバイダー業者
それぞれの企業や団体のサービスを利用し、その支払い・返済を延滞した場合、各企業や団体からお金を支払うよう請求されます。
借金滞納が続いた場合、企業や団体はニッテレのような債権回収会社に債権を譲渡。債権を譲り受けたニッテレが、回収のために動き出すという仕組みになっています。
ニッテレ債権回収株式会社は、法務大臣の許可を得た正規の会社です。決して怪しい企業ではありません。また、「ニッテレ・サービサー」はニッテレ債権回収株式会社の略称です。
ニッテレ債権回収株式会社から連絡を受けた場合の対処法
ニッテレからの連絡手法は、主に以下の3つです。
- 電話(※ロボットコール含む)
- ハガキ
- SMS
ニッテレの業務内容を考えると連絡を無視するのは高リスクですが、連絡することで「時効の中断」となってしまう可能性もあるため、以下の内容を参考にして、適切に対処することが大切です。
- 5年以上経過している場合→消滅時効の主張ができる可能性があり、内容証明郵便で通知することで法的な支払い義務がなくなる可能性も!
- 最後の返済から5年未満の場合→時効の援用ができず、法的な支払い義務あり
まずは通知内容を確認しよう
ニッテレから何らかの通知を受けた場合、まずはその内容を確認してください。特に電話の場合、通知内容が督促とは限りません。
- ニッテレからの諸連絡
- カードの不正利用の可能性について
純粋に「連絡を取りたい」と思っての行動かもしれませんので、まずは内容を確認しましょう。特に、「借金や延滞に思い当たる点がない」「最後の返済から5年未満」という場合は、こちらから問い合わせてみても良いでしょう。
請求内容に基づいて支払いをしよう
ニッテレからハガキが届いた場合、ニッテレが債権回収を担当している、何らかの返済が滞っている可能性が高いです。
支払い方法は、利用サービスによって異なります。届いたハガキに詳細が記載されていますから、確認の上で手続きを進めてください。
支払い方法についてよくわからない場合は、ニッテレのサポート窓口に問い合わせれば大丈夫です。必要な情報を案内してもらえるでしょう。
弁護士に相談しよう
ニッテレから返済について通知が来るということは、もともとの利用先である金融機関が、すでに債権を手放しているという事実を示しています。
つまり、ニッテレから連絡を受けた段階で、すでにかなりの、利息や遅延損害金が発生している可能性も。
- すでにかなりの期間、ニッテレからの連絡を無視している
- 通知内容はわかっているが、返済できるだけの余裕がない
これらの条件に当てはまる場合、ニッテレに連絡する前にまず弁護士に相談することをおすすめします!無視し続けたことで、居住地の確認ため「訪問調査を実施」させていただくなどの書面が送付されてくる可能性があります。
実は、借金は減らせます!借金救済のための方法である「債務整理」があるからです。
何だか怪しい…と感じる方は、借金減額シミュレーターのデメリットはあるのか?を確認してからでも遅くは有りません。
でも、もし自分の借金が減るなら、早く知ってその手続きをしたいと思いませんか?
ニッテレからの連絡を無視したことにより、トラブルが深刻化しているケースや、返済が困難な場合、自分一人で対処するのは難しくなります。専門家の手を借りて、債務整理なども含めて、より良い方法を探っていきましょう。
送付された通知書などに、次回返済日や約定返済期日、期限の利益損失日、弁済期限などが記載されているかどうか確認しましょう。
そして弁護士と相談した上で、より良い道を探ってみてください。
支払いが困難な場合は債務整理も可能
ニッテレから督促を受けたものの、どうしても返済が困難である…という場合には、債務整理も可能です。債務整理には、主に以下の3つの方法があります。
どの方法を選択するべきなのかは、個々の状況によって異なるため、そのあたりも踏まえて専門家と相談しながら、今後の流れを決定すると良いでしょう。
ニッテレ債権回収株式会社を名乗る不審な電話やSMSに要注意
近年増加しているのが、ニッテレ債権回収株式会社の名を語った、架空請求詐欺事件です。
ニッテレからの通知を無視するのは危険ですが、詐欺に引っかからないよう注意する必要があります。
電話で連絡を受けた場合、発信元の電話番号で確認可能です。(※2021年8月時点)
- 0120-481-215(東京サービシングセンター)
- 0120-250-078(札幌サービシングセンター)
- 0120-206-006(札幌サービシングセンター)
- 0120-374-888(札幌サービシングセンター)
- 0120-760-874(札幌サービシングセンター)
- 0120-821-451(札幌サービシングセンター)
- 0120-680-575(福岡サービシングセンター)
- 0120-545-808(福岡コールセンター)
- 0120-152-105(福岡コールセンター)
- 0570-783-890(ドコモdカード受託センター)
- 0570-783-866(ドコモdカード受託センター)
これら以外の番号から連絡を受けた場合、詐欺の可能性が高くなります。
SMSについても、発信元の確認を怠らないようにしましょう。ニッテレでは「SMSでの連絡は、以下の番号以外から発信することはない」と明言しています。
- 0120-481-215(東京サービシングセンター)
- 0120-206-006(札幌サービシングセンター)
- 0120-374-888(札幌サービシングセンター)
- 0120-760-874(札幌サービシングセンター)
- 0120-821-451(札幌サービシングセンター)
- 0120-680-575(福岡サービシングセンター)
- 0120-545-808(福岡コールセンター)
- 0120-152-105(福岡コールセンター)
- 0032069000
- +32(0)69000
また、「ニッテレを名乗る会社からハガキを受け取ったものの、その内容に全く心当たりがない」という場合も注意が必要です。
ハガキに記載された連絡先ではなく、ニッテレの問い合わせ窓口に連絡をして、真偽のほどを確かめるようにしましょう。
お客様サポートセンター 03-3769-1710
督促では具体的な利用明細を示す必要があるので、ハガキに利用明細が書かれていない場合は詐欺の可能性が高いです。また、債権譲渡は債権者から債務者に通知されるものなので、債権を譲り受けたと書かれている場合も注意が必要です。
詐欺連絡で多い脅し内容とは
ニッテレを名乗る詐欺連絡で多いのは、以下のような内容の通知です。
- このまま連絡がなければ、裁判手続きを開始する
- 本日中の支払いが確認できない場合、強制執行の手続きを開始する
- 自宅及びお勤め先に集金に伺う
- ブラックリストに登録する
「いったいどうすれば…」とパニックに陥りがちですが、まずは冷静になりましょう。支払いするのは、ニッテレの窓口で正確な情報を確認してからでも遅くはありません。
ニッテレからの連絡には落ち着いた対処を心掛けよう!
ニッテレからの連絡を無視し続ければ、自宅にまで取り立てがやってくる可能性も。電話や郵便による督促も、「対応するまで続く」と考えて良いでしょう。
決して「詐欺会社」というわけではありませんから、通知を受けたあとできるだけ早い段階で、適切に対処することが大切です。
ニッテレから通知を受けた場合、以下の3つの中から適切な対処法を選択しましょう。
- サポートセンターで内容を確認する
- 詐欺でないと分かったら、通知に従って支払い手続きを取る
- 専門家に相談の上、適切な対処法を検討する(時効の援用、債務整理含め)
ニッテレから通知を受け取った際にも、専門家への相談を上手に活用してみてください。