坂田氏のレシピをまとめた書籍『サンドイッチ・バー』(東京書籍)から、今晩食べたい一品を紹介します。ウイスキーをちょっと一杯飲みながら楽しみたいカクテルサンドイッチや、お気に入りのお酒をさらに贅沢に味わえるボリュームサンドイッチなどをラインナップ。
今回は「かきのブルゴーニュバタートースト」です。
かきのブルゴーニュバタートースト
材料(作りやすい分量)
- かき:12個くらい
- オリーブオイル:大さじ1
- ブルゴーニュバター
- バター(食塩不使用):60g
- にんにく(みじん切り):1/2片
- エシャロット(みじん切り):1/8個
- マッシュルーム(みじん切り):1個
- 白ワイン:少々
- パセリ(みじん切り):大さじ2
- 松の実(みじん切り):小さじ2
- レモンの搾り汁:小さじ1/2
- 塩:小さじ1/2
- バゲット:適量
- レモン:適量
作り方
(1) かきはザルに入れてよく水洗いし、ペーパータオルなどで水気を拭く。
(2) ブルゴーニュバターを作る。ボウルにバター50gを入れて室温でやわらかくする。
(3) フライパンにバター10gを熱してにんにく、エシャロット、マッシュルームを炒め、白ワインを加えてアルコール分を飛ばす。火を止めて粗熱を取り、2のボウルに加え、パセリ、松の実、レモンの搾り汁、塩を加えて混ぜる(a)。
(4) バケットは1㎝厚さに切り、カリッとトーストする。
(5) フライパンにオリーブオイルを強火で熱し、かきを入れて両面焼き色をつけながら火を通す(b)。
(6) ブルゴーニュバターを加えてさっとからめ(c)、バケットにのせる。器に盛り、レモンを添える。
『サンドイッチ・バー』(坂田阿希子 著/東京書籍 刊)
お酒に合わせて、サンドイッチだからこそできる「仕掛け」がある。 それを考えるのがたまらなく好きだ。
サンドイッチを作るとき、わたしはいつも気持ちのいい緊張感に包まれる。 食べたときの食感や味の構造、アクセントになるような風味や香り。そしてなんといってもストンと切り分けたときの切り口の凛とした佇まいを考える。とにかく丹精込めて作るのだ。 サンドイッチこそ、緻密な構造で作るべき料理ではないかと考えている。だからこそ、とっておきのお酒に合わせて、ゆったりとした大切な夜の時間に合わせて作ってみてはどうだろうか。一日の疲れを癒すような時間に、小さく切り分けたサンドイッチをつまむ。そんな時間にぴったり合うようなサンドイッチの本をいつか作りたいとずっと思っていた。 ――はじめに より
Amazon購入ページはこちら