いつもは慌ただしい朝の時間、たまにはゆっくり優雅に過ごしたいもの。この連載では、自分へのちょっとしたご褒美にも、充実した一日の始まりにもぴったりな東京都内ホテルで楽しめる朝食を巡ります。贅沢な朝ごはんでプレミアムなひと時を過ごしてみては?
今回紹介するのは、東京駅丸の内駅舎のなかにある東京ステーションホテル・ロビーラウンジで提供される「ムニュ ナチュール」。朝の喧騒を横目に人気のモーニングセットをいただきます。
"東京駅の中にあること"が最大の特徴である東京ステーションホテル。アクセスの良さは申し分なく、駅改札を出てから1分ほど歩くだけでホテルのロビーラウンジに到着します。
「ムニュ ナチュール」は、数量限定のサラダを中心としたセット。
「宿泊者限定でライブキッチンを展開する4階『アトリウム』の朝食ブッフェとは違い、サラダと一緒に他のメニューを少しずつ、自分のペースで楽しめるようなものになっている。」といいます。
はじめにテーブルに運ばれてきたのは、ヨーグルト、フルーツの盛り合わせ、東京牛乳とオレンジジュース。その後、季節や仕入れの状況で内容が変わる「本日のスープ」が登場します。この日はコーンクリームスープで、とうもろこしの甘い匂いがふわっと香る、温かい一杯に目が覚めます。
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ヨーグルトの上にはマンゴーソースがかかっていて、プレーンのヨーグルトにほんのり甘みをプラスしてくれます。フルーツもグレープフルーツやオレンジ、キウイなど様々
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コーンスープはもったりとした口当たりで、とうもろこしの香りに癒されます。熱いので、パンが到着するのを待ってもいいかもしれません
メインとなるサラダのプレートの周りには、6種類のオードヴルが。サラダは長野などの契約農家から仕入れたフレッシュな野菜の上に、ブドウビネガーをかけたもので、フルーティーなブドウの後味が甘すぎず、ドレッシングの酸味とマッチして野菜を食べる手が止まりません。オードヴルもパテ・ド・カンパーニュやカプレーゼなど種類が豊富で、なかなか普段の朝食では食べられないような一品ぞろいです。
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オードヴルは左から自家製スモークサーモン、小エビのマリネ、東京野菜のピクルス。スモークサーモンは肉厚で塩気もちょうどよく、小エビの手前には一口サイズのポテトサラダが乗っています。ピクルスも自家製で漬けているそうです
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左から生ハム、パテ・ド・カンパーニュ、トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ。生ハムにはオリーブオイルがかかっています。朝からパテ・ド・カンパーニュが食べられるのは、ホテルの醍醐味。お肉のうまみがぎゅっと詰まっています。カプレーゼもバジルの香りとトマトがよくマッチしていました
パン3種類とプチスイーツ、紅茶またはコーヒーもついてきました。
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パンはバゲットとクロワッサン、ミルクパンを用意。バター以外にもホテル特製ジャムを付けて食べられます
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洋酒漬けのチェリーが乗ったチョコレートケーキ。メニューには「プチスイーツ」とありますが、実際はそんなことはないサイズで出てくるのが嬉しいポイントです
朝8時からの営業でアクセスも良いことから、ビジネスマンが取引先との朝食ミーティングに使うこともあるのだそう。実際この日も2組ほど、打ち合わせをしている様子がみられました。
穴場の時間帯は提供開始直後の朝8時。「他の利用客も多くなく、ゆったりと静かな空間を満喫できるのでおすすめ」だそうです。
ムニュ ナチュール
- 提供場所:東京ステーションホテル1階「ロビーラウンジ」
(東京都千代田区丸の内1-9-1/〒100-0005) - 提供時間:8:00~10:00L.O.
- 価格:本日のスープ付き 4,400円
(平日はスープなし 3,700円も選択可能、消費税・サービス料込)
※予約も可能。詳細はホテル公式サイト内「ロビーラウンジ」ページに記載。