日々忙しく過ごす社長のカバンの中には、どんなものが入っているのでしょうか? 本連載では、各分野で活躍する会社の経営者が愛用するカバンと、必携アイテムを紹介していきます。今回は、マーケティングリサーチの分野で活躍する株式会社アイディエーションの白石章兼 代表取締役社長です。
株式会社アイディエーション 白石章兼 代表取締役社長
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不動産デベロッパー時代に「全国1位の実績」を持つ実力派。その後、インターネットリサーチの黎明期を支え、2015年に独立して株式会社アイディエーションを設立。
AIやデータ分析が主流になる中でも「人の心」を大切にしたリサーチ、市場調査を行っている。調査に関する複数のフェイズにおいて独自のワンストップ調査フローを構築することで調査結果の解像度を高めるなど、マーケティングリサーチ業界で唯一無二の地位を確立している。
■白石章兼社長の「カバンの中身」
マネークリップ
「キャッシュレス時代にこそスマートな選択を」。長財布からマネークリップに変えた理由は「スリムさ」。また、位置情報がわかるカードを入れているので、紛失時も安心です。(編注:この一工夫が経営者としての“スマートさ”を象徴していますね)
ヘッドセット
「出張先でもどこでも会議室気分!」。外出中でも質の高いオンライン会議を実現するため、ノイズキャンセリング機能と集音性に優れたJABRAのヘッドセットを愛用しています。特に、周囲の騒音をシャットダウンしてくれるので、カフェや移動中でも快適に会議が可能です。
エコバッグ
「お弁当をスマートに持ち帰るお供!」。外部でのインタビューの際、高級なお弁当を持ち帰ることが多くなります。汁漏れ対策として、簡単に小さくたためるエコバッグ「Shupatto」を常備しています。この実用性とアイデアが、仕事を円滑に進める秘訣です。
トートバッグとリュックをTPOに合わせて使い分け
トートバッグは、フォーマルな場面でも「洗練された印象」を与えるシンプルデザインを選択。一方でリュックは、出張やカジュアルな場面で活躍します。どちらもTUMI(トゥミ)です。特にTUMIのリュックは、防水カバーや機能性に優れていて、移動の多い仕事の日常にピッタリです。
デジタル時代だからこそ「人」と向き合う
白石さんが社長を務めるアイディエーションはマーケティングリサーチを手がける企業。マーケティングリサーチと聞くと漠然と難しそうなイメージもありますが、白石さんいわく「企業のためにお客様の本音を引き出すお手伝い」。
基本的な流れは「企画(課題の定義)」に始まり、仮説や実際の調査、分析を経てクライアントへ報告となります。一般的には、各フェイズはそれぞれのスペシャリストが担当しますが、アイディエーションは全工程を1人がワンストップで担当する仕組みを構築。データを存分に活用し、質の高い調査結果を生み出しています。
また、DX化できない部分、例えばインタビューなど「人」と向き合う定性調査を重視しており、担当者がそうした技量を磨くことで生活者の生の声をより明確にし、企業の課題解決につなげているとのこと。「デジタル」が高度に発達した現代だからこそ、人間そのものやアナログ的な部分が改めて問われているのかもしれません。