フィリップス・ジャパンから、電動シェーバーの新しいフラッグシップモデルとなる「フィリップス i9000 プレステージ ウルトラ」「フィリップス i9000 プレステージ」が登場した。6月11日から順次発売する。
両者とも付属品の違いで多くのバリエーションが用意されているので、購入を検討する際は内容物と価格を相談しながら選んでほしい。上位モデル「フィリップス i9000 プレステージ ウルトラ」の場合、比較的大きな違いは、洗浄器(クイッククリーンポッド)の有無と、UV充電ケースの有無。シェーバー本体は同じものだ。価格はオープンで、想定価格は5万円台~10万円弱の見込み。
新モデルの特徴としてはまず、肌の下「-0.08mm」までの深剃りが挙げられる。スーパーリフト&カットテクノロジーと呼ばれる仕組みによって、1枚目のリフト刃がヒゲを引き上げ、2枚目のカット刃がヒゲをカット。引き上げられたヒゲはカット後に「引っ込む」ため、結果としてわずかではあるが肌の下のヒゲまで深剃りという理屈だ。
東京都内で開催されたメディア向けの発表会にはロイヤルフィリップスのパーソナルヘルス事業の担当者が来日し、スピーチの中で「日本では深剃りと肌への優しさについて大きなニーズがある」と述べた。
フィリップスの回転式電動シェーバーはワールドワイドではトップシェアなのだが、日本ではパナソニックやブラウンの往復式が強い。「日本はグローバルの中でもプライオリティの高い市場。現在はフィリップスがマーケットリーダーではないが日本のユーザーの心はつかんでいると考えている」とした。
その「肌への優しさ」だが、シェーバー本体が内蔵する過圧防止センサーが肌への圧力を検出し、さらにシェービング動作検知センサーがシェーバーの動きをとらえ、シェーバー本体のLED発光色によって適切なシェービングをサポートする。LED色を見て適切な力で効果的なシェービングをするために、鏡を見ながらの使用がおすすめだ。
加えて新モデルは従来比で20%ほどヘッドが小さくなり、肌の凹凸によりフィットするようになった。アゴ下など剃りにくい場所でも高い密着感と軽快な剃り心地が得られる。シェービング中は、500回/秒の頻度でヒゲの密度をチェックし、ヒゲの濃い場所と薄い場所に応じて自動的にシェービングパワーを調整する。
「フィリップス i9000 プレステージ ウルトラ」の上位版が同梱している「UV充電ケース」は、UV(紫外線)によるシェービングヘッドの除菌、本体の充電、持ち運び用ケースを兼ねる存在。UV充電ケースが付属するモデルはだいぶ高価になってしまうが、清潔性を重視するなら選ぶ価値はある。
ところで、電動シェーバーでヒゲを剃るとき、深剃りしようとしてつい力を入れて肌に押し当ててしまわないだろうか。実はこれ、肌を傷めることと引き換えにするほどの深剃り効果は望めなかったりする。フィリップスの回転式電動シェーバーは、円を描くようにヘッドを肌に沿わせることによって、少ないストロークで効率的なシェービングができる仕組み。この動きとLED色による適切な肌への圧力を保つことによって、肌にできるだけ優しく深剃りが望めるというわけだ。
筆者もこれまでフィリップスの回転式電動シェーバーは何度も使ったことがある。使用感は肌の感覚やヒゲの濃淡などでだいぶ変わるので一概には言えないが、個人的にはフィット感と剃り心地は確かに優しいものがあった。
新アンバサダーは賀来賢人さん、使ってみた感想は?
発表会には、フィリップス電動シェーバーの新しいアンバサダーになった俳優・プロデューサーの賀来賢人さんがゲストとして登場し、トークを披露した。「フィリップス i9000 プレステージ ウルトラ」を使ってみて、本体が軽い(約220g)と手と肌へのなじみが良い点を強調。賀来さんはやや敏感肌とのことだが、シェービングの刺激と肌への負担が少ないとも。この安心感はフィリップスならではとした。
そして6月11日~6月15日の期間、東京の新宿駅から徒歩1分圏の「クロス新宿」にて体験イベント第1弾「-0.08 mm Stand Barber」が開催される。出勤前、外出前、待ち合わせ前、デート前など気軽に立ち寄れて身だしなみを整えられる「究極の深剃りカウンター」を用意。英国のバーを思わせるブースにて、特別なシェービング体験を提供する。
体験時間は5分から10分ほど。まずタブレットを使ってヒゲにまつわる簡単なヒアリングを行ったあと、実際に「フィリップス i9000 プレステージ ウルトラ」を使ってヒゲ剃りを体験する。体験後アンケートに答えた来場者には、肌触りのよい今治タオルハンカチをプレゼント。さらに抽選で1名に「フィリップス i9000 プレステージ ウルトラ」が当たる。
手のひらサイズのコンパクトシェーバー新モデルも
コンパクトタイプの新モデル「フィリップス コンパクトシェーバー 700」シリーズも7月上旬から発売する。本体サイズは約幅59×奥行き34×高さ88mm、重さは約150gだ。カラーはクロームシルバーのほか、Amazonではアッシュゴールド、ビックカメラとヨドバシカメラではチャコールグレーを販売する。
スーパーリフト&カットテクノロジーや、顔の輪郭に沿って動く4方向稼働ヘッド、付属の鼻毛トリマーなどを備える。本体の充電はケーブルのほか、Qi(チー)規格のワイヤレス充電に対応。同じくQi規格のスマートフォンと充電スタンドを使っているなら、泊まりがけの出張や旅行でも電動シェーバー用の充電ツールを携帯する必要がないのは便利だ。