旅行に関連する銘柄は、株主優待の割引チケットを出している銘柄が少なくありません。航空会社の株主優待チケットは以前から知られている存在です。こちらの記事では夏休みまでに準備しておきたい、旅行などに使える株主優待チケットを出している株主優待銘柄をご紹介します。
旅行に関する株主優待も存在
株式投資の楽しみ方の一つとして、株主優待があります。株主優待で自社製品を配布する企業が多い一方で、地方の名産品などを送る企業もあります。株主優待の楽み方としては食品のイメージが強いものの、旅行に関する優待もあります。
旅行に関する株主優待としては、大きく分けると以下があります。
- 交通費の割引
- ホテル宿泊
- 旅行代金
それぞれ見てみましょう。
交通費の割引
旅行関連の株主優待として古くから知られているのが航空会社や鉄道会社などの割引チケットです。交通費の割引優待としては主に以下があります。
航空
- ANA-HD<9202> 100株で国内運賃の割引チケット(3月末と9月末)
- 日本航空<9201> 100株で国内運賃の半額チケット(3月末、200株以上は3月末と9月末)
鉄道
- JR東日本<9020> 2年以上100株保有で運賃40%オフの優待チケット(3月末、300株以上なら期間の制限なし)
- JR西日本<9021> 100株で運賃50%オフの優待チケット(3月末)
- JR東海<9022> 3年以上100株の保有で運賃10%オフの株主優待チケット(3月末、500株以上なら期間の制限なし)
- JR九州<9142> 100株で株主優待1日乗車券(3月末)
- 東武鉄道<9001> 100株で回数券2枚(3月末)とスカイツリーなどで利用できる株主優待券(3月末)
- 近鉄GHD<9041> 100株で招待乗車券4枚(3月末と9月末)とあべのハルカスなどで利用できる株主優待券(3月末と9月末)
ホテル宿泊
また株主優待でホテルの宿泊割引件が貰える銘柄もあります。
- トーセイ<8923> 100株でホテル(「ココネ」ブランド)宿泊割引券3,000円(11月末)
- ロイヤルホテル<9713> 100株でホテル宿泊の15%割引券10枚(3月末と9月末)
- 共立メンテナンス<9616> 100株でリゾートホテル優待券(3月末と9月末)
- ワシントンホテル<4691> 100株で20%の宿泊割引券2枚(2ブランドあり各2枚の合計4枚、3月末)
- 日本ホテル&レジデンシャル投資法人<3472> 1口でアパホテル宿泊充当可能ポイント500円(5月末と11月末)
その他
その他にも、旅行に関する株主優待がある銘柄としては以下があります。
- HIS<9603> 100株以上で旅行に使える2,000円分相当の株主優待券(4月末と10月末)
- 第一交通<9035> 100株以上で1,000円分のタクシークーポン券(3月末と9月末)
株主優待チケットが得られる時期にもご注意を
国内上場企業の多くが3月決算であり、株主優待を出す多くの銘柄も3月末日の株主に対し株主優待を配布します。3月末の権利確定後、6月末までに株主優待チケットなどは送られてきます。
一度優待チケットを得ると、優待が貰えるタイミングは分かりますが、初めての際は優待チケットをもらえるタイミングも意識しましょう。
まとめ、長期投資による株主優待でお得に旅行を楽しめる
遠方に実家がある方などには、航空会社の株式に投資して株主優待で安く帰省する、というのは古くからあるライフハックです。航空会社の業績は為替要因などで大きく変化しますが、鉄道会社の業績は比較的安定しており、鉄道銘柄は長期保有しやすい業種です。
交通系では東京地下鉄<9023>も株主優待チケットを出していますが、上記は遠出の際に利用できる株主優待を中心に取り上げました。また、長期保有により株主優待の内容が充実する銘柄も複数あります。
旅行に使える株主優待を出す銘柄を長期保有して、お得に旅行を楽しんではいかがでしょうか?