マイナビニュースマイナビ マイナビニュースマイナビ
Index square
( Money )

エルメスやロレックスに加えユニクロでも消費増加、新富裕層の買い物傾向とは?

MAR. 31, 2025 19:36
Text : 岩木華子
Share

経営者や富裕層などから支持されるアメリカ発のクレジットカード「ラグジュアリーカード」は、カードの利用動向を分析した「2024年の新富裕層の消費動向」を発表。

2024年1月1日から2024年12月31日の間に、ラグジュアリーカード(チタンカード、ブラックカード、ゴールドカード、ブラックダイヤモンド)会員の税金決済を除いた消費行動を調査した。なお、調査人数は非公開である。

  • ラグジュアリーカード

2024年にラグジュアリーカードに入会した利用者は、69%が経営者層(経営者・会社役員・自営業等)だった。メインターゲットである30~40代の新富裕層のほかにも、20代の新規入会者が全体の15%を占め、若年層からの支持が急速に高まっている。

直近2年間で入会者数は約3倍に増加し、可処分所得に余裕のある大手企業勤務者や、価値ある体験に積極的に投資する層といった、多様な職種・ライフスタイルを持つ20代が新たな顧客層として存在感を強めているという。

  • 「ロレックス」の店舗取扱高が前年比で約531%と増加

特定の商品カテゴリーの消費をみてみると、「宝飾店、時計、銀製品」のうち、高級腕時計「ロレックス」の購入による取扱高は前年に比べて約531%と急増。35歳以下の年代による決済が約4割と、若年層のライフスタイルにおける積極的な消費活動がうかがえる。

  • 「ロレックス」の店舗取扱高が前年比で約531%と増加

同じく高級ブランドの「エルメス」では、パリ店での取扱高が急増した。取扱高は前年比で約1,331%の増加を記録している。この消費のおよそ9割超が、年会費11万円のブラックカード以上のカード保有者であり、新富裕層の海外における消費活動が高まっていることがわかる。

  • 「ユニクロ」、「GU」での取扱高は前年比で約215%の増加

一方で、2024年2月にラグジュアリーカード会員を対象に実施したライフスタイルに関する調査では、「よく身に着けるブランド(洋服)」という項目に、「ユニクロ」が最も多い42.1%の回答を集めた。今回の調査では、「GU」を含んだ2024年の取扱高は前年比で約215%と増加。ラグジュアリーブランドだけではなく、「自らに合ったファッションを優先して選ぶ」という新富裕層らしい傾向が、この調査データから推測できる。


Share

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

  • Pick Up
    Iapp
    PR
    未経験でも年収1,000万以上! 日本住宅ローンが“おもてなし採用”で求める人材とは?
    • PR
      Index.large
      【PR】黒一色で引き締まる洗練のスタイル - 超軽量ノートPC「FMV Zero」
    Weekly Ranking
    • 1

      Large
      住信SBIネット銀行「円定期預金6カ月もの ボーナスキャンペーン」を開始 - 年0.80%相当の現金を還元
    • 2

      Large
      厚生年金保険料の上限引き上げ、年収いくらから負担が増える?
    • 3

      Large
      JAL NEOBANK、預金するだけでJAL国内線特典航空券「どこかにマイル」を進呈
    • 4

      Large
      知らぬ間にボーナスの手取りが減少、こっそり進んでいる国民負担の中身とは?
    • 5

      Large
      長期投資「ずっと保有し続ければ成果が得られる」は大きな誤解