ネット完結で保険商品の比較、資料請求・閲覧、個別相談ができるサービス『オカネコ保険比較』を運営する400Fは、「東京と地方の家計調査」の結果を2月26日に発表した。調査は2月7日〜18日の期間、全国の『オカネコ』ユーザー488名を対象に行われた。
はじめに、1か月の生活にかかるお金(住宅費・保険料・通信費・水道光熱費・車関連費・サブスク費) を調査したところ、単身世帯では東京:約144,000円、地方:約85,000円、夫婦/パートナー同居世帯では東京:約199,000円、地方:約140,000円という結果となり、どの世帯構成においても5~6万円の開きがあることが分かった。
調査対象となる「生活費」内訳のうち、住宅費(家賃・住宅ローン)が最も大きな違いを生んでいることが明らかに。単身世帯の住宅費は東京が約85,000円に対して地方は約40,000円、夫婦/パートナー同居世帯では東京が約125,000円に対して地方は60,000円だった。
地方では単身世帯も同居世帯も10万円以下が大多数を占める結果に。東京では、単身世帯は5万円以上10万円未満が最も多い一方、同居世帯は支払額が大きくばらついた。東京は住まいの広さやアクセスによって住宅費が大きく異なることが分かる。
地方のほうが負担が大きいのが車関連費用。単身世帯の車所有率は東京が18.4%・地方が62.9%、夫婦/パートナー同居世帯は東京が46.9%・地方が94.4%という結果となり、地方ではほとんどの方が車関連の費用を支払っていることがわかった。車所有者の月々の支払額は東京で約25,000円、地方で約15,000円だった。
収入にはどれくらい差があるかについては、同様に単身世帯と夫婦/パートナー同居世帯に分けて世帯年収を比較。単身世帯では東京は約500万円、地方は約300万円、夫婦/パートナー同居世帯では東京は約1300万円、地方は約900万円という結果となり、やはり東京のほうが高水準であることが明らかに。
家計の状況について、「とても余裕がある」「ある程度余裕がある」「ぎりぎりだがなんとかなっている」「不足気味で苦しい」「とても苦しい」の5段階で評価してもらうと、 全世帯構成を通して、東京に住む世帯のほうが余裕があると感じている人が多いという結果に。一方で、単身世帯と子供有り世帯においては「苦しい」と感じている人も一定数おり、「苦しい」と感じる層と「余裕がある」と感じる層に二極化していることが明らかになった。