AlbaLinkは、「親から相続したくないものに関する意識調査」の結果を2月25日に発表した。調査は1月28日〜2月4日の期間、全国の男女500人を対象に行われた。
はじめに、親から相続したくないものを聞いたところ、圧倒的1位は「不動産」(54.4%)で全体の半数以上を占めた。具体的には、「両親が土地を相続して、固定資産税に困っていたのを見てきたから」「親所有のマンション。築30年以上経過しているので、資産価値がないため」などの声が寄せられた。
次いで2位には「お墓」(20.4%)がランクインした。正確には、お墓は相続財産には含まれないので、相続するのではなく承継し、相続税などもかからない。ところが、「費用がかかるし、お寺さんとの付き合いも大変」「県外に住んでいるため、お仏壇やお墓の掃除が大変だからです。毎月お墓掃除のために帰省はできません」などの理由が寄せられ、お墓を継ぎたくない人が多くなっている。
3位には「借金」(17.4%)が続いた。「生活に余裕がないから、借金は困る」などの意見のほか、「知らないうちに親が借金をつくっていて、相続で苦労した人を見た」という体験談も寄せられた。
また、相続したくないものを避けるための対策について尋ねると、最多の回答は「事前に家族で話し合う」(54.0%)で、半数以上から回答を集めた。具体的には、「親や兄弟と相続について話し合いをしておく」「相続したくないものは、親にはっきりと伝えておくことだと思います」などの声が。
次いで2位には「生前整理してもらう」(33.2%)、3位には「相続放棄をする」(14.2%)が続いた。