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グランドセイコーの新作、春の桜・雪・月を描いた30mmケースの薄型メカニカル

FEB. 12, 2025 15:49
Text : 林利明
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グランドセイコーの「62GS」は、1967年にグランドセイコー初の自動巻き機械式として登場したモデル。2017年には現代的なデザインとスペックで復活しており、今回その62GSをベースとする最新モデルが発表された。2モデルをラインナップし、いずれも4月25日の発売予定、価格は88万円。

  • <グランドセイコー> Heritage Collection 62GS メカニカル 30mm(左が「STGK031」、右が「STGK033」)

新型は小型の自動巻メカニカルムーブメント「キャリバー9S27」を採用することによって、ケース径を30mmまで小型化。そのうえで、従来の62GSが備えてきた実用性や、ダイヤルが広々と見えるベゼルレス構造、ザラツ研磨で仕上げたシャープな多面体ケースなどを継承している。ケースの厚さは10.5mmとなり、発表時点ではグランドセイコーの現行モデル(自動巻き機械式)ではもっとも薄い。

2モデルの1つ「STGK031」は、桜の花を雪が覆い隠す「桜隠し」から着想を得たというダイヤルに注目。桜隠しは、東北地方で初春の時期に見られる光景だ。雪と桜の共存という儚くも美しい自然を、繊細な型打ち模様とグレイッシュなピンクのダイヤルで表現した。見る角度や光の加減で表情を変えるダイヤルは、腕元に華やかさを添える。

もう1つの「STGK033」は、桜の花が朧月に照らされる「桜月夜」をダイヤルで表現。桜月夜は、昼夜の寒暖差が激しい春先に、もや・霧が発生して月が霞んで見える現象のこと。朧げな月明かりが桜を照らす趣ある情景を、光や角度でニュアンスが変わる繊細な型打ち模様とシルバーカラーのダイヤルで描いた。

2モデルとも、裏ぶたはシースルーバック。機械式ムーブメントを構成する部品の1つ「がんぎ車」は、5枚の花びらに見立てた形状。がんぎ車が規則正しく回転する様子や、ムーブメント自体の美しさを楽しむことができ、細部に至るまでデザインが連動するとしている。

そのほかおもな共通仕様は以下の通り。

  • ケースとブレスレットの素材:ステンレススチール
  • ケースサイズ:外径30×厚さ10.5mm
  • 風防:ボックス型サファイアガラス
  • 防水性能:10気圧
  • ムーブメント:手巻き付き自動巻き機械式「キャリバー9S27」
  • パワーリザーブ:約50時間

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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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