マンションリサーチは1月24日、「50㎡以上(ファミリータイプ)の再販マンションに関する調査」の結果を発表した。2021年1月~2024年12月、東京都23区内50㎡以上の中古マンション売出事例を集計し、分析した。
東京都23区の再販マンションの坪単価は現在に至るまで高騰をし続けている。しかし、2023年3Qを天井に中古マンションの新規売出数に対する再販マンションの新規売出数は減少しており、2024年4Qでは、2022年1Qと同等の水準まで落ち込んだ。
売主会社も減少している。2021年から2023年までに50%増加したにもかかわらず、2023年から2024年には21%減。市場からプレイヤーが撤退傾向にある。現行のプレイヤーが仕入れに保守的になっていることと、プレイヤー自体の数が減少していることが、買取マンション供給が縮小している原因と考えられるという。
一方、2005年以降築湾岸エリアのタワーマンションなどの高級マンションの再販が増えている。