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固定資産税の「課税ミス」、不動産所有者の2割が経験 - 間違いを確認する方法は?

MAY. 29, 2025 07:00
Text : 安藤美耶
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登録者数110万人超のYouTubeチャンネル『脱・税理士スガワラくん』を運営する税理士の菅原 由一氏は、「固定資産税に関する意識調査」の結果を5月22日に発表した。調査は2025年5月15日に実施し、不動産所有者全国500名を対象に行われた。

  • 固定資産税の税額を間違われたことがあるか

はじめに、 固定資産税の税額を間違われたことはあるか尋ねたところ、「間違えられたことはない」と回答した人が67.4%と多数を占めた一方で、「間違えられたことがあり、不服申し立てをした」(9.6%)、「間違えられたことがあり、市町村に確認した」(9.4%)、「間違えられたことがあるが、特にないもしなかった」(2.0%)といった、実際に課税ミスを経験した人は合計21.0%にのぼった。

  • 所有地の公示地価を調べたことはあるか

また、所有地の公示地価を調べたことはあるか聞くと、「調べたことがない」(47.6%)が最多だった。これに対し、「毎年調べている」(15.8%)、「時々調べている」(18.4%)、「調べたことがある」(18.2%)となっており、公示地価への関心の低さがうかがえる。

  • 固定資産税の評価明細書はどこを確認しているか

固定資産税の評価明細書はどこを確認しているかについて、「確認したことはない」が44.6%で最多となった。次いで「面積(地積・床面積)」(36.6%)、「建物の構造」(33.0%)、「土地の評価額」(31.2%)、「住宅用地の区分」(25.8%)、「地目」(24.4%)と続いた。

なお、「減額申請の適用」はわずか9.8%にとどまり、減税の機会を見逃している可能性も示唆される結果に。

税理士の菅原 由一氏は、固定資産税の間違いを確認する方法として「納税通知書が届いたら、評価明細書の金額を確認し、国土交通省の『不動産情報ライブラリ』などを活用して、公示地価と比較してみてください。但し、公示地価はピンポイントではないため、近隣の公示地価と照らし合わせましょう。相場よりも高い場合は、市町村へ『不服申し立て』をした方が良いです。なお、不服申し立ては、納税通知書到着から3か月以内に行う必要があります。」とコメントしている。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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