西尾建設が展開する住宅の建設事業・リノベーション事業「HANDle LIFE」は、「住宅リノベーション」に関する実態調査結果を1月15日に発表した。調査は2024年12月10日〜12日の期間、自分の住宅を所有している20代~60代の男女1,449名を対象に行われた。
はじめに、自身の住宅のリノベーションを行ったことがあるかを尋ねると、76.9%が「いいえ」と回答した。「はい」は23.1%だった。この結果から、住宅を所有する20代~60代の男女の内、住宅をリノベーションしたことがある人の割合は2割強程度であることが判明。
リノベーションを行った理由について、1位には「家が古くなったから」(54.0%)がランクインした。次いで、2位に「生活動線を改善したかったから」(20.3%)、3位に「リノベーションを前提に中古物件を購入したから」(14.6%)が続く結果に。この結果から住宅の老朽化を理由として、リノベーションを行った人が多いことがわかった。
リノベーションを実施した範囲を尋ねると、1位が「水回りの再設計(キッチン、浴室など)」(50.5%)だった。次いで、2位に「断熱性能の向上」(21.5%)、3位に「間取りの変更」(21.2%)が続いた。この結果からリノベーションでは「水回り再設計」をしている人が多いものの、4位以降も回答率が数%~20%程度で様々な回答が並ぶ結果となり、住宅のリノベーションは様々な範囲で実施されていることが明らかになった。
また、リノベーションの満足度については、1位が「やや満足」で46.5%、2位が「非常に満足」で26.6%という結果に。合計すると回答率70%を超える形となり、この結果から自身の住宅をリノベーションしたことのある人の7割以上が、リノベーション結果に概ね満足していることがわかった。
リノベーション後、日々の暮らしにどのような変化があったかを尋ねると、1位には「毎日の生活が快適になった」(71.8%)がランクイン。2位が同率で「家で過ごす時間が増えた」と「光熱費が下がった」で17.8%、という結果になった。この結果から、7割以上の人が住宅のリノベーションによって「毎日の生活が快適になった」と感じていることが明らかに。
最後に、リノベーションの満足度に「やや不満」もしくは「非常に不満」と回答した人にその理由を尋ねると、最多回答は「生活が思ったほど快適にならなかった」(44.5%)だった。次いで、「工事や施工の品質に問題があった」(22.2%)、「仕上がりがイメージと違った」(11.1%)が続く結果に。リノベーション結果が、リノベーションを実施する前の期待に届いていない場合、満足度が低くなることがわかった。