高齢化が進んでいる日本では、近年、自分の将来を見据えてアンダーヘアの脱毛「介護脱毛」をする人が増えてきているようです。
この記事では、介護脱毛とはどんなものなのか、また、そのメリット・デメリットを紹介していきます。
介護脱毛は気になっているけれど、今はまだ必要ないと思っている人も参考にしてくださいね。
今、人気の介護脱毛とは?
介護脱毛とは、将来、自分が介護されるかもしれないことを想定して、あらかじめアンダーヘア(VIO)を脱毛しておくことを言います。
VIO脱毛の需要が高まってる?
※正式な来院人数は非開示
高齢化が進む日本では、今後ますますVIO脱毛の需要が高まってくると思われます。
実際、リゼクリニックでは、開院年である2010年9月から2020年8月末にかけて、「アンダーヘア脱毛を契約した40歳以上の女性患者数」はここ10年間で約75倍と右肩上がりに増えているそうです。
VIO脱毛を検討する人は、今後も増えていくことが予想されますね。
介護脱毛のメリット・デメリット
次に、人気の介護脱毛についてメリット・デメリットを紹介していきます。
メリット
介護脱毛のメリットについては以下の通りです。
・介護者の負担軽減
・デリケートゾーンが清潔に保てる
・肌トラブルの予防になる
介護者の負担軽減
年齢を重ねるに連れ、「トイレに行けなくなってオムツを使用する」「トイレには行けるけれど拭き取りが自分でできない」などの理由で排せつ介助が必要になることがあります。
このような場合、アンダーヘアが無ければ拭き取りが容易になり、オムツ交換もスムーズになります。
大人のオムツ交換は身体が大きい分、介護者にとって大きな負担になります。介護される人にとっても拭き取りに時間がかかることでストレスを感じるでしょう。
これらが、介護脱毛によって軽減されるのは大きなメリットですね。
デリケートゾーンが清潔に保てる
介護脱毛を行うと、デリケートゾーンを清潔に保つことができます。
高齢で介護が必要になった人は、免疫力が低下している場合が多いので、オムツや下着の中はなるべく清潔な状態を保っておくことがおくことが大切です。
しかし、アンダーヘアがあると、どうしても排せつ物を拭き取りきれず残ってしまい、菌の増殖によって感染症や臭いの原因になることがあります。また、蒸れ、かゆみの原因にもなることも。
将来、もし介護が必要になった場合、なるべく快適に過ごしたいと思う人にとって、介護脱毛は大きなメリットがあると言えるでしょう。
肌トラブルの予防になる
オムツを着用していると排せつ物がアンダーヘアに絡まり、時間の経過とともに、乾いて付着してしまいます。
この状態の排せつ物を取ろうとすると、どうしてもゴシゴシと拭くことになってしまい、それが原因で肌を痛め、肌トラブルを生じることがあります。
介護脱毛を行っておけば、アンダーヘアに排せつ物が付着することがないため、結果的に肌トラブルの予防になります。
デメリット
一方、介護脱毛で考えられるデメリットは、以下の通りです。
・照射に痛みを伴う
・施術中は恥ずかしいと感じる人もいる
・時間や費用がかかる
照射に痛みを伴う
介護脱毛で施術するデリケートゾーンは、神経や血管が集中しています。また、皮膚が薄く毛が太いため、脱毛の中でも一番痛みを強く感じる部位といわれています。
痛みの感じ方には個人差がありますが、心配な人は事前に相談しておきましょう。
医療脱毛であれば、VIOの施術には表面麻酔や麻酔クリーム、笑気麻酔などの各種麻酔が用意されているため痛みが苦手な人でも安心ですよ。使用される麻酔の種類については、クリニックで確認してください。
>>【PR】VIOの医療脱毛ができるクリニックおすすめ14選! 費用が安いのは?
施術中は恥ずかしいと感じる人もいる
介護脱毛は、施術者にデリケートゾーンを見せなくてはいけませんが、普段、人に見せる部位ではないため、恥ずかしいと感じる人もいます。
医療脱毛クリニックや脱毛サロンでは、恥ずかしさを和らげるために、施術する部分以外にはバスタオルをかけるなどの配慮をしてもらえることが多いため、カウンセリングの際に相談してみると良いでしょう。
時間や費用がかかる
脱毛の施術には時間や脱毛費用がかかります。
VIO脱毛はまだ必要ないと思っている人にとっては、先延ばしにすると、より負担に感じてしまいますよね。
介護脱毛は将来もし介護されることになった場合の備えです。今は必要なくても将来、受けておけば良かったと後悔することもあります。
そうならないための時間と費用を考えてみてはいかがでしょうか。紹介したメリット・デメリットを確認した上で、検討してみてくださいね。
介護脱毛をする時の注意点
では、介護脱毛をする時の注意点について確認しておきましょう。
・どこまで脱毛するか、デザインを考える
・介護脱毛はアンダーヘアが白髪になる前に行う
どこまで脱毛するか、デザインを考える
介護を受ける際の負担の軽減を考えるなら、VIO全ての脱毛を行うハイジニーナが一番おすすめですが、アンダーヘア全部を無くしてしまうことに抵抗のある人もいるでしょう。
この場合、排せつ物が付きやすいといわれているI・Oラインは全て脱毛し、Vラインは毛量を減らす、範囲を小さくするなどデザインを考えて施術を受けることも可能です。
必ずしも、VIO全ての施術を受けてハイジニーナにする必要はありません。カミソリや毛抜きでの脱毛と違い、施術を受けると元の状態には戻せないので、カウンセリングでじっくり相談してから決めることをおすすめします。
介護脱毛はアンダーヘアが白髪になる前に行う
医療脱毛で使用されるレーザー脱毛機器や、脱毛サロンで使用される光脱毛機器は、毛に含まれるメラニン(黒い色素)に反応して脱毛を行うため、メラニン色素のない白髪には反応しません。
そのため、脱毛効果を得るためには、アンダーヘアが白髪になる前に行う必要があります。
早い人なら40代からアンダーヘアに白髪が出てくる人もいるので、先延ばしにしている人は注意してくださいね。
白髪でも施術可能な脱毛法
医療脱毛クリニックや脱毛サロンで一般的に使用されている脱毛機器では白髪の脱毛は不可ですが、毛を作り出す元となる「バジル領域」にダメージを与えて脱毛する「蓄熱式脱毛」なら白髪に対しても施術が行えます。
しかし、施術や効果を感じるまでに時間がかかる、費用が高いなどのデメリットがあります。
また、これらの施術を受けられるクリニックやサロンが限られているため、白髪が出る前になるべく早く施術を受けた方が良いでしょう。
白髪の脱毛について詳しくはこちらで解説していますので参考にしてください。
>>白髪は脱毛できる? できない? 施術可能な方法と注意点を紹介!
まとめ
介護脱毛とは、将来、自分が介護されるかもしれないことを想定して行うものなのですぐに必要ないと思われがちですが、生理時の不快感の軽減になるなど、その効果を早く感じることができます。
少しでも興味があれば、まずはクリニックやサロンに相談してみましょう。
VIO脱毛(ハイジニーナ)について、詳しくはこちらの記事で解説していますので参考にしてください。
>>ハイジニーナ(VIO)脱毛のメリット・デメリット! 後悔するって本当?
(Akina)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください