東京・外苑前エリアの路地裏。無機質な一軒家の扉を開けると、社交場のようなラウンジが広がり、アペリティフが始まる。その後、2階のオープンキッチンダイニングへ移動し、日本のテロワールを表現した料理の数々と日本ワインのペアリングに舌鼓を打つ。そんな高揚感あふれる食体験が叶うのが一軒家レストラン「JULIA」だ。
ラウンジでのアペリティフ、ショーのようなダイニング体験
『ミシュランガイド東京』2024、2025にて、2年連続でセレクテッドレストランに選ばれたほか、フランス発の本格レストランガイド「ゴ・エ・ミヨ2024」にも掲載された「JULIA」。ニューヨーク・マンハッタンのミシュラン一つ星レストラン「GRAMERCY TAVERN(グラマシータバーン)」で修業したシェフのnaoさんと、日本ワインのペアリングを行うオーナーソムリエの本橋健一郎さんが夫婦二人三脚で営むお店だ。
料理はスナックやデザートに、ドリンクをペアリングした「OMAKASEコース」(10皿10杯のフルコース31,900円、7皿7杯のショートコース25,000円)のみ。1階のラウンジで食前酒と3種類のアミューズでアペリティフを楽しんだら、小劇場のような2階のオープンキッチンダイニングで、ディナーの“上演”が始まる。
料理は、ペアリングのワインありきで料理の内容を組み立てるという、ユニークなスタイルで日本のテロワールを表現。本橋さんの出身地である茨城県を中心に、夫妻が日本全国各地でその土地の生産者や食材と向き合い、ディナーイベントなどを行う「旅するJULIA」で出会った各地の旬の食材を使用している。