楽天モバイルは5月15日、第5世代移動通信システム「5G」のサービス開始を延期すると発表した。当初は2020年6月に5Gサービスの提供開始を予定していた。

  • 楽天はMNO事業の今後のロードマップとして、2020年6月に5Gサービスを開始し、2021年3月には全都道府県で5Gサービスを運用するとしていた(楽天が2020年2月13日に開催した2019年度通期および第4四半期決算説明会スライドより)

延期の理由は新型コロナウイルスの影響とする。「5Gネットワークにおけるグローバルでのサプライチェーンの一部が影響を受けたことにより、準備活動の継続が困難な状況が発生している」とし、当初2020年6月を予定していた5Gサービスの提供開始を、3カ月をめどに遅らせる。

新たなサービス開始時期や詳細は、新型コロナウイルスの状況をみながら検討し、別途告知。2020年度末までの5G基地局の設置計画に関しては「現時点で変更の予定はない」とする。

楽天は2020年2月13日に開催した、2019年度通期および第4四半期決算説明会で、楽天モバイルの今後のロードマップとして、2020年6月に5Gサービスを開始し、2021年3月は全都道府県で5Gサービスを運用するとしていた。