NECは7月12日、顧客企業のデータセンターやNECのデータセンターからOracle Cloudを提供する「Oracle Cloud Machine」を、NECの業務システム開発を支援する製品「SystemDirector Enterprise」と組み合わせることで、Oracle Cloud Machine上のPaaS/IaaSを1-OCPUから利用可能なサービスとして第3四半期より提供開始すると発表した。

両社は今年2月にクラウド分野での新たな戦略的提携を発表、Oracle CloudをNECのデータセンターからサービス提供できるよう準備を進め、Oracle Cloud Machineを1台専有する形での提供を開始した。今回、顧客のニーズに応じたクラウドの活用支援を拡大するため、Oracle Cloud Machine上のPaaS/IaaSを最小構成である1-OCPUから利用できるサービス提供を開始した。

「SystemDirector Enterprise for Batch」は、PL/SQLやJavaなどを活用した業務アプリケーション開発を効率化することができ、汎用的な活用が可能なサービスモデルとなっている。

同社は今後、Oracle Cloud Machineと地方公共団体向けソリューションや医療機関向けソリューションなどの連携も進める予定。