米NetAppは7月15日(米国時間)、顧客のITインフラをMicrosoft Azureに拡張し、シームレスなハイブリッドクラウド環境を構築するためのソリューション「NetApp Private Storage for Microsoft Azure」を発表した。

同ソリューションは、FlexPod with Microsoft Private Cloudなど、Microsoft Cloud向けのNetApp製品群をベースにしたもので、Microsoft Azureの企業向けストレージ環境を提供する。

顧客はコロケーション施設に配置されたNetApp Private Storageを通じて、Microsoft Azureに直接接続できる。パブリックなインターネット回線によるVPN接続と比較して、Microsoft Azureのデータ センターと内部設置型のインフラストラクチャや共用環境のインフラストラクチャの間にプライベート接続を作成できるサービス「ExpressRoute」による接続でパフォーマンスが36％向上したことが実証されているという。

同ソリューションの利用により、「利用状況に応じたMicrosoft Azureのリソースの柔軟な活用」「低コストでのディザスタ リカバリ環境の実現」「コンプライアンスとデータ主権に関する規制への対応」「System Centerでクラウド リソースを最適化」といったメリットが得られる。

同ソリューションは、北米の一部パートナーを通じて、同日から提供が開始されるが、日本での提供開始日は未定。