三菱電機は4月14日、ワイヤ放電加工機の新シリーズとして、「MPシリーズ」を4月16日に販売開始することを発表した。MPシリーズは自動車・精密電子部品など向けの長尺化・高精密化した金型の加工に適した加工機だ。

MPシリーズは、三菱電機の最上位機種「PAシリーズ」のXY分離駆動構造の採用および「PAシリーズ」の高剛性ベッド構造の採用により、高精度加工を実現している。また、加工槽扉が加工位置である定盤上面に対して約60mm降下し接近するため、ハンドリフターを用いるワーク搬入出や周辺装置の自動化システムに柔軟に対応し、そのほか超微細な新仕上げ電源回路搭載により、加工精度を向上している。

今回発売されるのは、「MP1200」「MP2400」の2種で価格はMP1200が2,250万円(税抜)、MP2400が2,650万円(税抜)。2014年度の販売目標は120台としている。

MP1200

MP2400