GSユアサは、京都市梅小路公園内を運行するチンチン電車の動力源に、同社のリチウムイオン電池「LIM50E-8G2-C1(8セルモジュール)」が採用されたと発表した。電池の取り付けなどのシステム整備は東京アールアンドデーが担当。すでに車両の蓄電池化は完了しており、3月8日より運行を開始している。

チンチン電車(左)、LIM50E-8G2-C1(右)

チンチン電車は明治後期に開発されたもので、1994年に梅小路公園内で運行を開始した。これまで架線による直接給電によって動力を確保していたが、公園の拡張再整備に合わせて架線を廃止。同社のリチウムイオン蓄電池を搭載する車両に改造した。

リチウムイオン蓄電池は総容量が33.7kWhで、災害時に非常用電源としても活用できるシステムを搭載している。