電子工作部品や素材の販売などを手掛けるスイッチサイエンスが人型模型ロボットの組み立てキット「RAPIRO」を発売した。価格は4万4,100円で同社の直販サイトをはじめ、アマゾンなどネットショップなどで販売する。

同製品は、プラスチック製のパーツ30個で構成され、片足に各2個・片腕に各3個、腰1個、首1個の計12個のサブモーターを搭載。両目はフルカラーLEDにより、自由な色で光る。制御基板には、オープンソースのマイコン開発環境の"Arduino(アルデュイーノ)"互換の装備。これにより、開発コストを抑え、他のロボットキットが通常10~30万円程度と高価な中で、気軽に購入できる価格帯を実現したという。また、ユーザーによるプログラミングの難易度も下げることができ、ロボット工学およびソフトウェア分野での研究・教育・学習に加え、ホビーとして実用性も高めた。

ほか、小型の超低価格Linuxパソコン"Raspberry Pi(ラズベリーパイ)"を頭部に内蔵させることで、さらに高度な動作とブルートゥースや無線LANによる外部接続、カメラモジュールを搭載することも可能だ。対象年齢は15歳以上。対応OSはウィンドウズまたはMac OSX。組み立て後のサイズは250×200×155mm、重量1kg。電源は、ACアダプターまたは、単3形ニッケル水素充電池5個で、45~90分程度動作する。