図研とラティス・テクノロジーは共同で、電子基板(電気CAD)データのフォーマットとして普及が進む「ODB++」から「XVL」に変換するコンバータを開発し、同社が運営する「ePartFinder」で無償公開している。

XVLとは、ラティス・テクノロジーが開発した電子基板作成向けの3Dフォーマットで、他のフォーマットと比べてファイル容量が小さいという特徴がある。

同社は、電気系CADであるCR-5000/CR-8000シリーズの電子基板設計データからXVLフォーマットに変換するコンバータをすでに無償提供している。今回ODB++フォーマットからの変換に対応したことで、電気CADで作成した電子基板データの大半を3D変換できるようになったという。

また、同社が提供するXVLフォーマット用の無償閲覧ソフト「XVL Player」、実機で行われている検査・試験を3Dデータ上で再現できる「XVL Studio Z」、ラティス・テクノロジーが提供するXVL用アプリケーションなどで利用できる。

なお、同社はコンバータと関連するアプリケーションおよびサービスを国内だけでなく海外市場向けにも2014年2月頃から公開・販売する予定だという。

ODB++ XVL Converterのダウンロードサイト