サーコム・ジャパンは9月19日、壁内アクセスポイント「AP120AW」と、アクセスポイントモジュール「AP110AM」を発表した。

「AP120AW」は壁内アクセスポイント(In Wall Access Point)として、設置の容易さ、ケーブルを必要としない外観などといったニーズに対応し、主にホテルや店舗などに設置することを想定した製品となっている。標準で中国の壁コンセント仕様に適合しており、日本向けのカスタマイズもできる。同社は「AP120AW」をOEM/ODM製品として、壁内アクセスポイントの製品化を検討しているネットワーク機器ベンダーに提供していく方針。

「AP110AM」は汎用的なアクセスポイントモジュールとなっている。無線対応は様々なデバイスの利用シーンで求められているが、その場合、SoCベンダーのSDKの活用や購入条件などの観点で、ネットワーク機器ベンダーに様々な課題が発生する。「AP110AM」はアクセスポイント製品で培ったハードウェアおよびファームウェア、生産技術を集約してモジュール化することで、こういった課題を解決している。同モジュールはAtherosの「AR9331」のソリューションを使用している。

壁内アクセスポイント「AP120AW」

アクセスポイントモジュール「AP110AM」