三井情報(MKI)は5日、M2M(Machine to Machine)サービスを検討するユーザー企業に対し、迅速にプラットフォームを構築できる「M2Mクラウドプラットフォームサービス」を発表した。

センサーネットワークの発達とICTを活用したデータ収集・分析が可能となったことで、さまざまな分野でM2Mを活用したサービスが登場することが予測される。M2Mクラウドプラットフォームサービスでは、デバイスからデータを収集するためのコネクタ、大量のデータを蓄積するためのデータベース、アプリケーション開発に活用できるアプリケーションインタフェースが提供される。ユーザーは、これらのあらかじめ用意されたパーツを活用することで、早期にサービスを開始することができるという。

M2Mではショートパケットデータが多数のデバイスから伝送され続けるため、データロスを引き起こさないように十分に高性能なネットワークとシステム環境が提供される。またデバイスに制限はなく、さまざまな規格に対応できるように構成されている。さらに通常のRDBとは別に、デバイスデータを保存するデータベースを備え、ビッグデータ解析に役立てることができる。このほか、証明書を活用したデバイス認証機能を追加する予定とのことだ。

なお同サービスは、M2Mテクノロジーズが提供する高齢者見守りシステム「絆-ONE」のプラットフォームとして採用が決定している。