トレンドマイクロは6月24日、国際刑事警察機構(インターポール)と、サイバー犯罪対策における協力関係を築くことに合意したと発表した。

合意の握手をするトレンドマイクロCEOのエバ・チェン氏(左から2番目)とインターポール事務総長ロナルド・ノーブル氏(中央)

インターポールは、国際的な犯罪防止を目的に結成された国際組織で、世界190の国と地域の警察が加盟している。現在、インターポールはサイバー攻撃対策の強化に取り組んでおり、2014年にはシンガポールにサイバー攻撃の国際研究センター「INTERPOL Global Complex for Innovation」を設立予定。また、技術的専門性を高める目的で、セキュリティに精通する関係者との幅広い協力体制を確立しようとしている。

トレンドマイクロはこのほど、インターポールからの協力依頼を受けて、6月21日(現地時間)にサイバー犯罪対策に関する協力関係を築くことに合意したという。

同社は今後、インターポールを通じ、加盟各国の警察、政府機関、重要インフラ企業などに対して、技術スキル向上のためのトレーニングを提供するとしている。