セイコーエプソンは4月25日、慣性計測ユニット(Inertial Measurement Unit:IMU)の新ラインアップとして、産業用途向けにCANに対応した「M-G550-PC」と、RS-422に対応した「M-G550-PR」の2機種を発表した。

2製品は、産業分野で幅広く採用されているCANならびにRS-422インタフェースをそれぞれ標準装備した6自由度(角速度3軸および加速度3軸)のIMU。IP67相当の防水性・防塵性を備えた金属筐体にパッケージされており、自動車や船舶をはじめとした様々な産業分野の製品・システムに設置・接続し、屋内および工場といった厳しい環境下でも、データを高精度に計測して、動作制御や検査を行うことができる。また、耐ノイズ性能の高いRS-422インタフェースの「M-G550-PR」では、IMUから200mのケーブルを使って離れた場所でも、動作計測・制御・検査に対応する。

なお2機種とも、5月よりサンプル出荷を開始し、7月より量産を開始する計画となっている。

慣性計測ユニット(IMU)の新ラインアップ。CANに対応した「M-G550-PC」