Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Googleは4月4日(米国時間)、ベータチャンネルに「Chrome 27」がローンチされたことを発表した。このリリースではWeb開発者向けにいくつかの新機能やリソーススケジューラの高速化などが実施されている。

Chrome 27ベータ版では、ページ読み込みのパフォーマンスを改善するためにリソーススケジューラがリプレイスされている。この変更により以前のバージョンに比べてページの表示が平均して5%ほど向上しているという。なお、ページ表示速度の測定にはWebPagetestが使われている。

また、Web開発者向けの機能として日付や時刻の表示をエレガントにするHTML5のinput要素やWeb Audio APIにライブ音声の入力、Chrome Apps向けにSync FileSystem APIの追加、Devtoolsの更新なども行われている。Sync FileSystem APIはGoogle Driveを介して自動的にクライアント間で保存されたデータの同期が行えるオフラインストレージAPIで、input要素はデモページで詳細が確認できる。ライブ音声の入力機能に関しては今のところWindowsとMacのみの対応となっている。