ゼットエムピー(ZMP)は1月15日、市販のプラグインハイブリッド車(PHV)をベース車両としたロボットカー「RoboCar PHV」を発表した。

同製品は、車載ネットワークであるCAN(Control Area Network)を介して、ベース車両に搭載されているセンサ情報(速度、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトポジション、加速度、角速度、方位など)を取得できるほか、同社独自のコントローラによって制御可能な、研究開発向けの実験車両で、走行制御可能なRoboCar PHVのほか、データ取得に特化し公道走行が可能なモデル「RoboCar PHV Primitive」もラインアップされており、これによりカメラやミリ波レーダ、3次元レーザレーダなどの環境認識センサを搭載した状態で公道を走行し、歩行者や前方車両、障害物などの認識と、速度やハンドル・アクセル・ブレーキ操作などを同時に計測することなどが可能となると同社では説明する。

また、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure Platform」と連携させた開発環境の構築も可能であり、これによりRoboCar PHVで取得したさまざまな情報をインターネット経由でクラウド(Windows Azure)に保存し、保存された情報をSQL Azure上でデータベース化することが可能になるため、開発者は場所を選ばず遠隔で必要な情報を検索・解析するといったことが可能になる。

さらに、従来のRoboCar HVでは2kmまでとなっていた、電気自動車(EV)での走行可能距離が26.4kmへと向上し、日常の実用的な距離を実現したほか、EVでの走行可能速度も同55km/hから100km/hへと向上しており、高速道路なども走行することが可能となった。

なお、価格はRoboCar PHV Primitiveが700万円~(税別)、RoboCar PHVが1400万円~(税別)となっている。

RoboCar PHVの外観

RoboCar PHVのシステム構成図