NECは6日、フィリピン最大の通信事業者であるPLDT(Philippines Long Distance Telephone Company)向けに、クラウドサービスを提供するためのサービス基盤を構築したと発表した。

同サービスは、PLDTが企業のニーズに応じてWebポータル上からコンピュータリソースを柔軟にオンデマンドで利用できるパブリッククラウド型のIaaS(Infrastructure as a Service)として提供される。これにより、企業はITインフラ投資や運用コストの削減を可能にするとともに、迅速なサービス提供とデータ増加に応じた柔軟なシステム拡張を実現できる。

NECは、PLDTのIaaSサービス向けにクラウドサービス基盤を提供し、サービスの運用・保守も担当する。PLDTのクラウドサービスは、フィリピンで最大であり、NECにとって同国で初めてのクラウド基盤構築プロジェクトとなる。