テクトロニクス社は、リアルタイムシグナルアナライザやオシロスコープで取り込んだ複雑な信号を、外部PCを使用してオフラインで詳細に解析するソフトウェア「SignalVu-PC」を発表した。

「SignalVu-PC」により、同社のオシロスコープやリアルタイムシグナルアナライザを利用中の場合、RF信号が時間とともに変化する様子を観測できるため、ワイドバンド設計の検証やスペクトラムイベントの特性評価を簡素化して、素早い観測が可能となる。テスト予算を抑えるだけでなく、従来よりも詳細な解析が実現する。

スペクトラム、スペクトログラム、さらにアナログ変調解析、隣接チャンネルパワー、CCDF、占有帯域幅、振幅/周波数/位相対時間など、RF測定までのベクトルシグナル解析が行えるほか、オプションで変調、パルス、セトリング時間、オーディオ、OFDM測定などの拡張解析機能が追加できるという。

現行の同社オシロスコープ「MSO/MDO/DSA/DPO」シリーズ、ならびにスペクトラム・アナライザ「MDO4000」シリーズで取り込んだ信号は「SignalVu-PC」で解析でき、これらの広帯域アクイジションシステムに詳細な解析機能が追加される。リアルタイムシグナルアナライザで取り込んだ信号は、計測器内の同じポストアクイジション解析機能を利用して、オフラインで解析することもできる。

オシロスコープを使用すると、最大4チャネルまでの信号を同時に取り込むことが可能。「SignalVu-PC」を使用すると、RF、I/Q、差動I/Qの各チャネルが個別に解析でき、取り込んだ波形は、解析の前に演算することもできる。取り込み時間は選択された取込帯域によって異なり、機種、オプションによって全帯域の取り込み時間は1~25msとなる。リアルタイムシグナルアナライザでは、最高取り込み帯域で最長7s、帯域を抑えることで数時間になる。