LeCroyの日本法人であるレクロイ・ジャパンは、DC9.5GHzまで動作する広帯域OEコンバータ(光-電気変換器)「OE695G」を日本国内で販売すると発表した。

同製品は、周波数帯域がDCから9.5GHz、波長は780~1550nmと仕様範囲が広く、62.5/125μmのマルチモードまたはシングルモードファイバに適合し、12.5Gbpsまでの範囲の光通信に利用される信号の測定に最適な製品となっている。光コネクタはFC/PC型に対応し、同社のリアルタイム・オシロスコープと組合せるように2.92mmのコネクタとProLink形式のアダプタで接続する。

また、一般的なファイバチャネル、イーサネットや様々なITU規格に対応するソフトウェアリファレンスレシーバフィルタを内蔵している。このリファレンスレシーバフィルタは、4ポールBessel Thompsonローパスフィルタ特性でオシロスコープと合わせてビットレートの75%(0.75*ビットレート)において-3dBe(電気帯域)を得ることができる。組み合わせたパスバンド応答は、理想的な応答と比べて±1.6dBe(標準)となる。カスタムリファレンスレシーバが必要な場合は、最高12.5Gb/sまでの任意のレートで設定が可能。また、同社の20GHz帯域以上のオシロスコープと組み合せて使用することで、リファレンスレシーバなしで9.5GHzまでの帯域(-3dB)、立り上がり特性(10~90%)45psを得ることができる。

なお価格は105万円となっている。

広帯域OEコンバータ「OE695G」